コードブルー/無料動画配信や見逃しを全話フル視聴する方法・感想まとめ【ドラマシリーズ・映画】

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「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」とは?

2008年の放送からシリーズ化された「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」
2018年には劇場版も公開されました。
緊急救命センターを舞台に、研修生や指導医、ドクターヘリに携わる人々の奮闘や葛藤が描かれています。
若きフェローとして5人の成長ぶりを、シリーズを通して是非ご覧ください!

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各話あらすじ

1st

翔陽大学附属北部病院救命救急センターに、フェローシップ(=専門研修制度)によってフライトドクターを目指す4人の若き医師が赴任した。

 医師として自らの技術に揺るぎない自信を持ちながら、なお貪欲に技術を磨くことに執着する藍沢耕作(山下智久)、有名医大の教授を父に持ち、ドクターヘリのノウハウを地元の救命センターに持ち帰るためにやってきた白石恵(新垣結衣)、積極的かつ負けず嫌いの緋山美帆子(戸田恵梨香)、小心者のくせに見栄っ張りでもある藤川一男(浅利陽介)の4人だ。

 赴任初日、藍沢たちは、先輩医師の森本忠士(勝村政信)に救命センターを案内される。この救命センターには担当医制度はなく、スタッフ全員が、いつ何が起きても対処できるようICU、HCU、一般病棟を含めて50床の患者すべての病状を把握しておかなければならなかった。

 するとそこに、消防署の要請を受けて出動していたドクターヘリが患者を搬送してくる。ヘリを操縦するのはベテランパイロットの梶寿志(寺島進)。ヘリポートに着陸したヘリから飛び出したのは、最年少のフライトナース・冴島はるか(比嘉愛未)と、胸腹部外科が専門で、救命センターのエースでもある医師・黒田脩二(柳葉敏郎)だった。

搬送された患者は団地の3階から転落した73歳の女性・滝川珠代。藍沢たちは、黒田や三井環奈(りょう)ら先輩医師たちをフォローした。黒田は、患者の呼吸状態の悪化に素早く対応した藍沢と、豊富な医療知識の一端を垣間見せた白石にオペに入るよう命じると、緋山には患者の家族への連絡、藤川には手術室への連絡と麻酔の依頼を指示する。初日からオペに加われることを当然だと受け止める藍沢、緊張の面持ちの白石、同期のふたりに先を越されたことに憤然とする緋山…。救命救急部部長・田所良昭(児玉清)から4人の指導医を務めるよう言われていた黒田は、改めて藍沢たちを見やるとこう言った。「ドクターヘリではひとつのミスも許されない。ミスは、即、患者の死だ。ヘリに乗れる医師は、重圧に耐えられる精神力と腕を持ったひとりだけ。お前ら全員ライバルだ。能力のないヤツからいなくなる」と――。

 黒田がオペを終えると、彼のPHSが鳴った。若年性糖尿病患者で、右腕に感染症を併発して運ばれてきた栗山美樹(川島海荷)が、検査を嫌がっているのだという。しかも美樹は、藤川でないと検査を受けないと言っているらしい。黒田は、藤川を美樹の元に向わせると、藍沢と白石には珠代のCT検査を指示する。

 美樹の診察をした藤川は、何故自分を指名したのか、と彼女に尋ねた。すると美樹は、藍沢に胸を見られるのは恥ずかしいから、と答える。一緒にいた冴島にも笑われてしまった藤川は、がっくりと肩を落とした。

 珠代のCT検査には、黒田と同期で、脳外科部長である西条章(杉本哲太)も駆けつけていた。検査の結果、珠代の頭部には釘が入っていることが判明する。3階から木製の棚の上に落下した際に鼻孔から釘が入ったらしい。感染症の危険もあることから、一刻も早くオペする必要があった。

藍沢たちが食事をとっていると、そこに黒田がやってきた。午後、4人の中のひとりをヘリに乗せることになったのだという。黒田から、「ヘリに乗って現場に行きたい者は?」と問われ、一斉に手を挙げる白石、緋山、藤川。しかし、藍沢だけは何故か手を挙げなかった。
 黒田からヘリに乗るよう指示された白石は、緊張を隠せないでいた。するとそこに、ホットラインコールが入る。ドクターヘリ要請だった。若い男性がオートバイ事故を起こしたらしい。黒田、冴島、白石は、ヘリに飛び乗って現場へと急行した。

 飛行中、白石は、冴島に言われて慌てて現場の状況を確認した。しかし、現場の救急隊も到着したばかりで、詳細は何もわからなかった。

 テイクオフから10分後、ドクターヘリはランデブーポイントとなった小学校グラウンドに着陸した。患者は、カーブを曲がりきれずにガードレールに衝突したらしい。右側頭部からは大量出血していた。

 同じころ、藤川は、美樹の透析に付き添っていた。病室に戻った美樹は、ふいに、生きていてもいいことなんて何もない、と言い出す。美樹は、世の中もどんどん悪くなっていっているのだから、自分だけが辛い境遇ではない、と自分に言い聞かせて、無理矢理納得していた。実は、美樹の右腕はもはや切断するしかない状態だった。美樹も、手術には同意しているのだという。藤川はショックを隠せなかった。

ドクターヘリが戻り、患者が初療室に運び込まれた。が、ヘリを降りたときから青ざめた表情をしていた白石は、動脈を確保し、ラインにつなぐことができない。それをフォローしたのは藍沢だった。

 廊下で藍沢とすれ違った黒田は、ヘリに乗りたいかどうか尋ねたときに、何故手を上げなかったのか、と声をかけた。藍沢は、1本でも多く乗りたいが、お情けで選んでもらっても意味がない、と答えた。黒田は、そんな藍沢に、白石が現場で何もできなかったことを伝えると、「明日はお前が乗れ」と言い残して去っていく。

 あくる日、珠代の手術が行われる。西条から見学を許された緋山は、ふいにその準備を止めると、自分がいまやらなければいけないことをやる、と言って出て行く。

 そのころ、美樹もオペに向おうとしていた。エレベーターを待っている間、藤川は、美樹に向って、フライトドクターになる夢を絶対に掴んでみせる、と話す。美樹は、そんな藤川に、最後の握手をしてほしい、と告げた。「私も…この感触、忘れない。ずっと」。美樹は、藤川にそういって笑って見せた。

 緋山は、珠代の息子たちだけでなく、親類らの電話番号が書かれたメモを手に、何度も電話をかけていた。珠代が目を覚ましたときにせめて誰かが側にいてほしい、という思いからだった。

 そんな中、ドクターヘリの出動要請が入った。工場で、若い作業員が工作機械に右腕を巻き込まれたのだ。レスキューによる救出作業は難航していた。黒田、冴島とともに現場に急行した藍沢は、大量血胸による心停止を危惧し、患者を助けるために右腕を切断する。搬送途中の藍沢からその報告を受けた白石たちは驚きを隠せなかった。三井は、そんな彼らに、早期の切断は賢明な判断だ、と告げた。

 緋山が手術を終えた珠代の元に向うと、そこにひとりの中年女性が立っていた。その女性は、怒ったような表情で緋山に近付くと、不意に手を差し出して感謝の言葉を述べた。その女性は珠代の姪だった。緋山は、涙を堪えた。

 手術を終えた美樹は、布団を被って泣いていた。藤川は、声をかけることもできなかった。

 白石が乗っていたエレベーターに、藍沢が乗り込んできた。白石から現場のことを尋ねられた藍沢は、暑かった、と答えた。普通の病院の1年の経験がフライトドクターなら1ヵ月でできるから凄い、と高揚したようすで話す藍沢を、複雑な思いで見つめる白石。「ここでワンミッションでも多くヘリに乗って、たくさんの症例をこなす。そして誰よりも早く…俺は、名医になる」。藍沢は、そう白石に告げ…。

藍沢(山下智久)は、フライトナースの冴島(比嘉愛未)、先輩医師の森本(勝村政信)とともにドクターヘリに乗り、落下物によって外傷を負った中年男性を搬送する。翔陽大学附属北部病院の初療室では、森本から患者に関する情報を受けた三井(りょう)が、緋山(戸田恵梨香)らとともに受け入れ準備を進めていた。徹夜で患者の容体を見守っていたことを三井に指摘された緋山は、『救急搬送と胎児心拍』の論文を作成したときは3日寝なかったから大丈夫だ、と答えた。その論文を参考にしていた三井は、緋山に感心したようすだった。

 そのころ黒田(柳葉敏郎)は、白石(新垣結衣)と藤川(浅利陽介)に業務の指示をしていた。白石はカルテ整理と救急外来、藤川は一般病棟の担当だ。するとそこに、救命の非常コードである「コード翔北」が館内スピーカーから流される。歯科の女子トイレで、西口八重(二宮弘子という老婆が心停止を起こして倒れていたのだ。駆けつけた黒田は、AEDを使ってもバイタルが戻らない八重を初療室に運ぶよう白石らに指示した。
ほどなく、藍沢たちが搬送してきた患者も初療室に運ばれてくる。だが、その小村(國本鍾建)という男は、激しく暴れて抵抗し、診察を拒否した。実は小村には、服を脱げないある理由があった。小村は、女性用のブラジャーを着用していたのだ。
そんな騒ぎの中、隣のベッドで黒田が処置していた患者の顔を見た藍沢は愕然となる。藍沢は、昨夜遅く、歯痛を訴えて救急外来に来た八重を診察し、帰宅させていたのだ。緋山や藤川は、そんな藍沢を非難した。藍沢は、同じ時刻に行われていた、膝窩(しつか)動脈損傷の血行再建手術を見たいがために、八重を適当にあしらって帰した、というのだ。白石は、歯痛から心疾患を予測するのは難しいのではないか、と藍沢を庇った。緋山は、そんな白石の態度にうんざりしたかのように、キレイごとばかりで本音を言わないのは一番卑怯だ、と返す。

 八重は、意識が戻らず予断を許さない状態だった。黒田は、「よく見ておけ。お前が殺しかけた…いや、殺すかもしれん患者だ」と藍沢に言い放つと、彼が持っていたヘリ用の無線機を奪って緋山に渡した。突然のチャンスに、緋山は興奮を隠せないようすだ。

 藤川は、小村をMRI室に連れて行く。が、検査を始めようとすると、突然呼吸が荒くなり、ガクガクと震えだす小村。彼は、閉所恐怖症だったのだ。

同じころ、白石は、自宅マンションの階段から転落したという女性・横田英子(黒瀬友美)を診察していた。英子が、鼻骨骨折以外ケガを負っていないことを知った白石は、彼女に付き添ってやってきた恋人・大野正(福井博章)によるDVが原因ではないかという疑念を抱く。事実、大野は左利きで、英子の鼻は左にくの字に変形していたのだ。

 その夜、白石は、八重の容体や、ミスをしてしまった藍沢のことを気にして、彼に話しかけた。藍沢は、そんな白石に、必ず挽回してみせる、と言い放つ。どうせ自分がまたヘリに乗ることになる、というのだ。自分の母親が瀕死の重傷を負ったら、自分と緋山のどちらを選ぶか、と藍沢から問われた白石は、何も言葉を返すことができなかった。

 あくる日、藤川は、小村をトイレに連れて行く。閉所恐怖症を少しでも克服させるため、小村をトイレの個室に入れようとしていたのだ。藤川は、その交換条件としてブラジャーをつけさせられていた。が、小村は、藤川が約束を守ったにもかかわらず、個室に入ることを拒否した。

 藍沢は、部長の田所(児玉清)に呼ばれる。田所のところには八重の家族がクレームをつけに来ていたが、歯痛から冠動脈疾患はなかなか予測できない、という説明に理解を示したという。田所は、八重の話をもう少しじっくり聞くべきだった、と藍沢に注意を促した。

 英子の件を警察に通報すべきか迷っていた白石は、冴島に相談した。しかし冴島は、それを決めるのはドクターだ、とそっけない。白石は、そんな冴島に、同い年なのだからいいたいことがあったらはっきり言ってほしい、と笑顔で言った。すると冴島は、ひとりで診察もできないフェローから上から目線で話しかけられるのは悔しい、といきなり激しくまくし立て、白石を慌てさせる。そんな白石に対して、英子は、鼻の形成手術は受けない、と告げた。

 白石は、エレベーターで一緒になった大野から事情を聞いた。実は、英子自身が大野に、鼻を殴って潰してほしい、と頼んだというのだ。英子は、もともと醜形恐怖症で、とりわけ自分の鼻が嫌いだったのだという。「殴られて鼻がなくなったとき…私は幸せを感じたんですよ」。英子は、そう白石に言って笑ってみせた。

 そんななか、消防本部からドクターヘリの出動要請が入る。大型スーパーの駐車場で妊婦が倒れているらしい。ドクターへリのスタンバイ終了時刻である日没50分前のことだった。緋山は、三井、冴島とともにドクターヘリに乗り込み、ただちに現場へと向かった。

 スーパーの駐車場に降り立った緋山たちは、妊婦の処置に当たった。自転車を走らせていた少年とぶつかったのだという。その少年もすぐ近くに座り込んでいた。するとそのとき、少年が突然吐いて倒れた。少年の元へと駆け寄る三井。妊婦も外出血し、危険な状態に陥っていた。激しくうめきだす妊婦を前に、どうすればいいのかわからず、自分にはできない、と三井に告げる緋山。胎児心拍に関する論文も、先輩の症例を手伝っただけだ、と緋山は三井に告白した。三井は、そんな緋山に見切りをつけ、黒田を呼ぶよう依頼した。

 黒田は、森本とともにオペの最中だった。連絡を受けた黒田は、藍沢、白石、藤川の3人を呼び、死にかけているふたりの患者を引き戻す自信のある者は誰だ、と問いかける。それに応えたのは藍沢だった。

 藍沢は、やってきたドクターヘリにタッチアンドゴーで乗り込み、現場へと向った。現場に滞在できる時間は10分あまりしかなかった。

 藍沢は、救急車の中で出産させることを決意した。三井は、容体が安定した少年を緋山に任せると、藍沢をサポートした。パイロットの梶(寺島進)は、現場により近い受け入れ先の病院を探すようコミュニケーションスペシャリストの轟木(遊井亮子)に依頼していた。幸い、近くに受け入れてくれる病院が見つかり、6分ほどの時間を稼ぐことができた。そのおかげで、藍沢たちは、無事出産させることに成功する。藍沢たちは、生まれたばかりの赤ん坊と母親をドクターヘリに乗せて搬送した。

 この一件を知った藤川は、緋山を非難した。藍沢は、そんな藤川に「現場に行かなかったヤツがでかい口叩くな」と言い放つ。藍沢は、患者を引き受けたら最後まで治療をやり遂げるのが医者の責務だ、と言うと、緋山だけではなく、自分もそれができなかった、と続けた。八重のことだった。

 その夜遅く、緋山が電車で戻ってきた。三井は、母子ともに安定していること、自転車の少年も血腫除去のオペをしていまは落ち着いていることを緋山に伝えると、腕を磨く以上に自分の限界を知ることが大事だ、と助言した。緋山は、三井に一礼して、医局を出て行った。すると、三井のパソコンに事務係からのメールが届く。添付されていたのは、裁判所からの呼び出し状だった。

 ロッカールームに戻った緋山は、白石を前に、強がってみせた。そんな緋山の気持ちを察し、優しい言葉をかける白石。緋山は、堪えきれずに涙を流した。

 あくる日、藍沢は、八重の家族に直接謝罪したい、と田所に申し出る。前夜、八重は意識を取り戻していた。藍沢は、八重の家族に責められても、頭を下げ続けた。

 白石は、英子のところにいた。英子は、相変わらず治療を受ける気はないようだった。そのとき、英子は、白石のようにキレイな顔をして何の悩みもない人間には自分の気持ちはわからない、と言い放つ。その言葉に反発した白石は、この病院に来てから悩みだらけだ、というと、治療を拒否してこれ以上悩ませるな、と英子に文句を言ってしまう。ある意味自分も鼻を折られた、などと言ってしまい、急に我に返る白石。英子は、そんな白石のようすを見て思わず笑うと、形成のオペを受けてもいい、と言い出す。

 藤川は、覚悟を決めて黒田のもとへと向かうと、あることを頼みこんだ。それは、小村にブラジャーをつけさせたままでMRI検査をやらせてほしい、というものだった。ブラジャーをつけてMRIの中に入っていった小村は、Vサインを作ってみせた。

 藍沢は、病院の屋上でドクターヘリを見つめていた。そこにやってきた白石は、母親が重体になったら自分を選ぶ、と藍沢に告げると、こう続けた。「私も、逃げない医者になる」と――。

藍沢(山下智久)は、先輩医師の黒田(柳葉敏郎)、フライトナースの冴島(比嘉愛未)とともにドクターヘリで出動し、男性患者を搬送する。薬物を使用して前後不覚になり、マンションのベランダから飛び降りたというその患者・小倉友基(三浦アキフミ)は、奇跡的に命を取りとめたばかりか意識もしっかりしていた。

 その日、翔陽大学附属北部病院の救命救急センターは、多くの患者でごった返していた。白石(新垣結衣)は、階段から転落したという本山由希子(円城寺あや)の処置をしていた。由希子は、左手撓(とう)骨を骨折していたが、他に異常は見当たらなかった。
緋山(戸田恵梨香)は、卵巣のう腫茎捻転を発症している弁護士・若杉貴子(鳥居かほり)のわがままに振り回されていた。貴子の病状は急変する可能性もあることから、緋山は、オペになることを内心期待していた。だが、医療訴訟も手がけたこともあるという貴子は、そんな緋山の考えを見抜き、医療裁判に備えて緋山の言動もすべて記録している、などとうそぶくような相手だった。
藤川(浅利陽介)は、くらげに刺されたという子どもたちの治療に四苦八苦していた。するとそこに、看護師長の大原(池田貴美子)がやってくる。急性虫垂炎の手術を終えたばかりの患者・雪村南(高山紗希)が、藤川に話したいことがあると言っているのだという。実は南は、ストーカー被害に遭っていた。南から相談を受けた藤川は、見舞いにきていたそのストーカー男・小野寺(やべけんじに会い、二度と面会にこないよう釘を刺した。

 同じころ、救命センター部長の田所(児玉清)は、当直をフェローに任せようと提案する。その日開かれる日本緊急医専門学会から、現役のフライトドクターの話が聞きたい、という要望があり、シニア当直だった森本(勝村政信)が急きょ学会に出席することになったからだった。黒田は、フェローたちにはまだ対応しきれない、と反対した。が、三井(りょう)や森本が了承したこともあり、その日の当直はフェローだけで対応することになった。
当直は、白石と藤川だった。フェローだけでの当直に不安を隠せない白石には、もうひとつ気がかりなことがあった。由希子が、周りに誰もいないのに、幼稚園児と思われる息子に話しかけているのを聞いてしまったからだった。

 藍沢は、友基のことが気になり、病院に残っていた。友基が、治療のときから大声を上げるなどして暴れていたからだった。案の定、友基は、隣にいる由希子のうめき声で眠れない、といって騒ぎ出した。駆けつけた藍沢は、そこで由希子の異変に気づく。彼女の手のひらに、爪跡が残っていたのだ。由希子が酷い頭痛に耐えていたことを知った白石は、脳外科部長の西条(杉本哲太)にMRI検査を依頼する。すると、由希子の前頭葉から腫瘍が見つかった。これが痛みの原因と思われたが、何故、由希子が何も言わずに痛みに耐えているのか、そして手術の同意書にサインしないのかはわからなかった。

 そんな中、思わぬ事件が起きた。ストーカー男の小野寺が、南の側にいたいがために、自ら包丁で胸を刺したのだ。藤川は、黒田、森本とともに小野寺の処置に当たった。幸い小野寺は命に別状はなかった。

 そのころ白石は、由希子の夫・邦夫(佐藤旭)に会っていた。そこで白石は、由希子の息子は2年前に事故で他界していることを知り、愕然となった。

深夜、藍沢と緋山も病院に残っていた。するとそこに、泥酔状態で転んだというサラリーマン・島田洋二(春海四方)が救急搬送されてくる。島田は、酷く酔っていたものの、幸いケガは軽傷のようだった。白石と藤川は、念のため島田のCT検査を行うと、ベッドが空き次第、彼をHCUに寝かせることにする。

 緋山が貴子のようすを見に行くと、彼女はまた仕事をしていた。そこで貴子は、緋山が嘘をついてヘリコプターに乗ったという話を聞いた、などと言い出すと、弁護士も医者も、成功して当たり前、心配したら恨まれる報われない仕事だ、とこぼす。

 白石は、由希子が呻き声をあげていることに気づく。まだサインが記入されていない同意書を見た白石は、亡くなった息子を思う気持ちはわかるが、家族のためにも手術を受けるべきではないか、と諭す。すると由希子は、「違うんです…」と言って涙を流す。

 藍沢と緋山は、医局に戻ってきた白石に、由希子のことを尋ねた。ふたりが由希子のことを「脳腫瘍の患者」「幻覚を見ている患者」と呼ぶのを聞いた白石は、本山由希子さんだから、と言い残して出て行く。そのとき、藍沢たちのPHSが鳴り響いた。島田の容態が急変したのだ。実は島田は、転んだのではなく、非常階段から転落していた。

 駆けつけた藍沢たちは、検査をやり直そうとする。黒田は、到着までに4、50分かかるという。島田は、後腹膜血腫の可能性が高かった。そこで藍沢は、自分たちだけでオペをしようと提案した。オペにリスクはつきものなのだから、何もしないで死なせるくらいならリスクをとる、と藍沢。緋山も、即座に準備を始めた。看護師の中には、黒田の到着を待つべきではないのか、という者もいた。が、冴島は、ドクターたちがやると決めたのだから手伝おう、と告げた。藤川も、最後まで反対したのは俺だ、と言いながら、オペに加わった。

 オペを開始した藍沢たちは、損傷していた精巣静脈と外腸骨静脈の止血に成功する。外腸骨静脈の損傷に気づいたのは白石だった。そこにやってきた黒田は、ただちに血管縫合を開始した。

 すでに夜が明けていた。藍沢たちは、長いオペを終えてボロボロになっていた。黒田は、エレベーターの中で一緒になった藍沢たちひとりひとりに、今回のオペにおける反省点を指摘した。白石や藤川は、黒田の指摘に、思わず「すいません」と謝った。すると黒田は、「何で謝る?お前たちは命を救った」と告げ…。

 黒田は、病院の屋上で、別れた妻に電話をする。緊急のオペが入ったせいで、会う約束を守れなかったからだった。そこにやってきた藍沢に、患者は練習台じゃない、と声をかける黒田。藍沢は、そんな黒田に、綺麗事を言わないでほしい、と返した。外科医はピアニストやスポーツ選手がそうであるように練習がすべてであり、黒田も何度も危険な賭けをしてきたはずだ、というのだ。黒田は、藍沢の言葉を認めると、こう言った。「好きにやれ。ただし賭けには勝ち続けろ。一度でも負けたらお前のキャリアは終わる」と――。

 白石は、改めて手術をするよう由希子を説得した。邦夫も一緒だった。そんな白石に、由希子は、忘れられないから苦しいのではなく、忘れてしまうから苦しい、とその胸の内を明かして嗚咽した。

緋山は、婦人科に移ることになった貴子を訪ねる。緋山は、相変わらず嫌味を言う貴子に、茎捻転は軽い病気ではないのだから無茶をしないで治してほしい、と話す。緋山が本気でそう思っていることは、貴子にも伝わったようだった。

 藤川は、おいおい泣いている小野寺を病室から連れ出していた。薬のせいでおならをした南にショックを受け、彼女への思いはすっかり冷めてしまったらしい。そのとき、一緒にいた藍沢のPHSが鳴った。友基がまた騒ぎだしたのだ。
 
  友基は、またわがままを言い始め、藍沢に向ってパシリの医者では話にならない、などと暴言を吐く。そんな友基を怒鳴りつけたのは、冴島だった。友基は、その迫力に気圧され、おとなしくなってしまう。

 黒田は、白石にヘリに乗るよう指示する。廊下で白石に出会った藍沢は、持っていた無線機を彼女に差し出した。白石は、何かを決意した表情でそれを受け取り…。

藍沢(山下智久)は、指導医の黒田(柳葉敏郎)から退院係を命じられる。退院係は、快方に向っている患者から順に退院や転院をさせていく仕事だった。翔陽大学附属北部病院の救命救急センターは現在3床しか空きがなく、新たな患者を受け入れるためには早急にベッドを開ける必要があった。黒田は、患者との会話を勉強するいい機会だ、と言うと、少しでも多くのベッドを空けるよう藍沢に指示した。

 白石(新垣結衣)は、極度の貧血とめまいを訴えてやってきた宮本茂(井田國彦)という男を診察する。だが、聴診器を当てるために宮本の腹部を見た白石は愕然となった。彼の腹部には、何ヵ所も手術跡が残っていたのだ。次の瞬間、突然激しく吐血し倒れる宮本。白石は、宮本をベッドに寝かせると輸血の準備を急いだ。

 一方、緋山(戸田恵梨香)は、黒田に嫌われてしまったのではないか、と悩んでいた。藤川(浅利陽介)は、そんな緋山に、黒田から呼ばれたことを話す。ついにフライトドクターだ、と大はしゃぎする藤川の姿に、緋山はショックを隠せなかった。

 そんな折、散歩中に胸の痛みを訴えて動けなくなった老人が救急車で運びこまれる。藤川は、ドクターヘリに乗る前の腕ならしだと張り切り、黒田、冴島(比嘉愛未)とともにその老人の治療に当たった。黒田は、心停止状態の患者に除細動を施した。その際、患者の手がベッドから落ちた。反射的にその手をつかんでしまった藤川は、通電し、意識を失ってその場に崩れ落ちてしまう。

 そこに、ドクターヘリの出動要請が入った。男性が、川に飛び込んだ際に川底で頭を打ち、意識不明の状態だという。黒田は、緋山に現場に向かうよう命じた。

 三井(りょう)とともにドクターヘリで現場に急行した緋山は、患者を触診する。21歳の大学生だというその患者・飯田敏夫(金井勇太)は、友人たちと一緒に遊びにきていて水深1メートルほどの川に飛び込み、頭を強く打ったらしい。飯田は意識を取り戻していたが、脳挫傷の疑いもあるため、救命センターに搬送することになった。

 同じころ、藍沢は、ひとりの中年女性に声を掛けられ、その相手をしていた。それは、藤川の母・静子(山本道子)だった。息子のことを心配して、こっそりようすを見に来たのだという。するとそこに、藤川が心停止状態だという連絡が入る。
幸い藤川は、黒田らの処置で心拍が戻り、入院することになった。安堵した藍沢は、冴島に頼んで、今回の一件を静子に説明してもらった。静子は、息子のことを心配するが、説明をしてくれたのが冴島だと知ると、手を握って礼を言った。いつも仲良くしてくれている、と藤川から聞かされているのだという。藍沢は苦笑していた。

病院に到着した飯田は、意識を失っていた。緋山は、黒田に命じられて、初療室に運び込まれた飯田にファイバー挿管を施す。駆けつけた脳外科の西条(杉本哲太)は、脳ヘルニアを起こしている飯田をその場で穿頭する。その後、飯田はオペ室に移されて、オペを受けた。だが、飯田はけい髄を損傷しており、四肢麻痺の後遺症が残ることが判明する。緋山は、飯田への告知を任せられるが、すぐにはそれを切り出すことができなかった。

 黒田は、宮本の内視鏡検査をする。しかし、吐血の原因はまったくわからなかった。

 エレベーターで藍沢と一緒になった黒田は、藤川のことをどう評価しているか尋ねた。藍沢は、別に何もない、としながらも、緋山は難しい気管挿管をやり藤川はできなかったということだと思う、と答える。外科医は才能と経験しかない、という藍沢の言葉に、黒田も「その通りだ」と頷いた。

 あくる日、宮本の血管造影検査が行われたが、異常は見つからなかった。白石は、彼が頭痛や虚脱感を訴えていることなどから、脳腫瘍ではないかと考える。しかし、MRI検査でもやはり異常は見つけられなかった。

 藍沢は、またもや静子に捕まっていた。息子のことが気になって仕方ないらしい。困惑していた藍沢は、聞きたいことがあるなら本人から直接聞くよう言い残して、その場を立ち去ろうとした。が、そのとき、ふいに静子が倒れてしまう。

 静子は、軽い熱中症を起こしていた。冴島は、藍沢が運んできた静子に点滴の処置をすると、「藤川先生は幸せですね。こんなにお母さんに愛されて…」と声をかけた。静子は、母親なら当たり前だと返すと、冴島に親のことを尋ねた。冴島は、両親とはずっと離れているがもう会わないかもしれない、と答え、出来の悪い子ども顔を見たくない親もいる、と続けた。すると静子は、そんな親はいない、と冴島の言葉をきっぱりと否定する。

 そんななか、宮本が今度はけいれんを起こす。低血糖ショックのようだった。宮本に、けいれんの既往歴はなかった。藍沢は、消化器ガンが脳に転移したのではないか、と推測した。一方、白石は、もう一度、胃や腸を精査すべきだと提案する。
そこに、ドクターヘリで出動していた三井と緋山が戻ってきた。緋山は、脳外科に戻ろうとしていた西条を呼び止め、オペによって少しは飯田の機能回復が見込めるのではないか、と問いかけた。西条は、そんな緋山に、医者にできることなどたかが知れている、と言い放った。世の中には、なす術もなく受け入れるしかないことがあるということを患者も医者も知るべきだ、というのだ。

 宮本は、藤川の隣のベッドに移された。そこで宮本は、白石にそうしたように、藤川にも身の上話をしていた。

 藤川のもとを訪れた黒田は、翔北を辞めて自分に合った新しい病院を探すよう命じた。ドクターヘリに乗ることはないのだから違う病院に行ったほうがいい、と告げる黒田。体調を取り戻し、藤川に会うべきかどうか迷いながら病室の前まで来ていた静子は、偶然その会話を聞いてしまい、ショックを受けていた。

 緋山は、飯田と彼の両親に、首から下の機能回復が見込めないことを告知する。飯田も両親も大きなショックを受けていた。

 静子は、藤川のPHSに電話した。が、電話に出た藤川は、静子に悪態をつき、2度とかけてくるな、などとわめき散らして電話を切ってしまう。

 藍沢は、うなだれたようすで座っている静子の姿に気づく。そんな藍沢に、藤川が生まれたときの話を始める静子。藤川は、生まれたときからぜん息があり、体も弱かったのだという。「医者でもなんでもいい。あの子が頑張っていたらそれでいいんです」。静子は、藍沢にそう話すと、両親のことを尋ねた。そこで藍沢は、幼いときに両親が離婚し、父親も、自分を引き取った母親もすでに他界していることを打ち明ける…。

 黒田は、白石とともに、宮本の検査について話し合っていた。そこにやってきた冴島は、病室のゴミ箱で見つけた化粧水入れのようなものを持ってくる。その中には血液が入っていたようだった。

退院の準備をしていた藤川は、床に落としたドクターヘリに関する本を拾おうとした際に、ふと宮本のベッドの下を覗き込む。ベッドの裏側には、ビニール袋に入れられた薬瓶のようなものが貼り付けられていた。そこにやってきた黒田たちは、何も言わずに宮本のベッド周辺を探し出し、そのビニール袋を見つける。実は宮本は、自分に関心を引き寄せるために虚偽の話をしたり病気を装ったりするミュンヒハウゼン症候群だった。吐血も脳障害も低血糖ショックもすべて嘘だったのだ。宮本は、何もしらない、などと必死に弁明しようとした。そのとき、寝ている間に知らずに薬を飲んでしまうこともある、といって宮本に助け舟を出したのは藤川だった。

 復帰した藤川は、自分と宮本が寝ていた病室を訪れる。そこに、田所(児玉清)がやってきた。藤川は、迷惑をかけてしまったことを田所に謝った。すると田所は、宮本の件を持ち出し、藤川を褒めた。追いつめられるとエスカレートする場合もあるミュンヒハウゼン症候群の患者の心を、藤川のひと言が溶かしたというのだ。

 白石と緋山は、落ち込んでいた。そこにやってきた藤川は、黒田に引導を渡すのが自分の役目だ、などと強がってみせた。そのとき藤川は、ふたりが自分の郷里のお菓子を食べていることに気づく。藍沢は、そんな藤川をICUに連れて行く。2週間以上、抜管のめどが立たない患者の気管切開をさせるためだった。「お前ができないと、いつまでも俺がやらされるんだよ」。藍沢は、そう言って藤川にメスを持たせた。

 処置を終えた藍沢と藤川がナースステーションに戻ってくると、看護師長の大原(池田貴美子)や看護師の村田(金田美香)らが投書箱の中身を見て大笑いしていた。藤川宛てで、女子高生のラブレターが入っていたというのだ。「藤川先生はとてもいい先生だと思います。フライトドクターになればいいのになと思います」という達筆の手紙――それを見つめていた藤川の目からは、大粒の涙が溢れ…。

藍沢(山下智久)たちフェローの面々は、受付で怒鳴り声を上げ、警備員に制止されている男を目撃する。その男・真壁清(阿南健治)は、三井(りょう)に妻と息子を殺された、と叫んでいた。藤川(浅利陽介)は、医療ミスに違いないと決め付け、興味津々だった。だが藍沢は、どうでもいい、とそっけない。誰でも困ったときには医者に頭を下げ、結果が悪いと訴えるものだ、と藍沢は続けた。

 そのとき白石(新垣結衣)は、前を歩いていた老人・松原秀治のようすがおかしいことに気づく。秀治は、体が右側に傾いていた。次の瞬間、秀治が突然倒れた。MRI検査の結果、秀治は、左前頭葉の脳腫瘍と、脳ヘルニアを起こしていた。治療は、開頭手術で脳腫瘍を取り除くか、脳圧降下薬を使うしかなかったが、いずれにせよ、もって2、3ヵ月という状態だった。
藍沢と白石は、秀治の息子・俊夫(田口主将)とその妻・春江(佐野珠美)に、手術をしたら2度と秀治の意識が戻らないことを説明し、薬で痛みを取る治療を勧めた。が、俊夫たちは、少しでも長く生きられるのなら手術をしてほしい、と強く希望する。「勝手なものだな、家族っていうのは」。藍沢は、そう言うと、オペか投薬か本人に確認しておいてくれ、と白石に告げる。

 そのころ冴島(比嘉愛未)は、電話で中年女性と話していた。中年女性は、たまには顔を見せに来てほしい、と冴島に頼んでいた。そこで冴島は、午後、その中年女性のところに行く約束をする。「嬉しい。悟史も喜ぶと思う。ありがとう」。中年女性は、そう応えて電話を切った。

 藤川は、森本から三井の過去を聞きだそうとしていた。そこにやってきた黒田(柳葉敏郎)は、次に行く病院は決まったのか、と藤川に問いかけた。目をあわすこともできず、まだです、と答える藤川。黒田は、そんな藤川に、早く決めたほうがいい、と告げる。

 そんな中、消防署からドクターヘリの出動要請が入る。工場解体現場で爆発事故があり、3名の負傷者が出ているのだという。緋山(戸田恵梨香)は、三井とともにヘリポートに向おうとした。黒田は、そんな緋山を制止し、森本に出動を頼む。

 現場に到着した森本、三井、冴島は、その惨状を目の当たりにし、呆然となる。負傷者は3名どころか、数10名に及んでいた。その中には、倒れたまま動かない者や鉄筋の下敷きになっている者までいた。

連絡を受けた黒田は、藍沢、白石、緋山の3人に、患者を搬送して戻ってくるドクターヘリにタッチアンドゴーで乗り込んで現場に向かうよう指示した。そのころ三井たちは、負傷者を見て回り、治療の優先順位を示すトリアージ・タッグをつけていた。

 現場に向かう途中、大規模爆発により傷病者多数、という情報が入った。それを聞いて高揚感を抑えきれない藍沢と緋山。だが、白石だけはそんなふたりについていけない。

 ほどなく現場に到着した藍沢たちは、手分けして治療に取りかかった。

 白石は、助けを求める声を聞きつけて、声のする方向へ向った。声の主は、作業員の横山(山崎裕太)だった。壁にもたれるようにしている横山の腹部を見た白石は愕然となった。壁から伸びている鉄筋が彼の腹部を貫いていたのだ。

 白石の応援に駆けつけた藍沢は、レスキュー隊が間に合わないことを知る。アドレナリンが出ているせいで痛みを感じていない横山は、饒舌になっていた。藍沢は、そんな横山に、血管をふさいでいる鉄筋を抜けば大出血し、助からないことを告げる。横山は、ショックを受けていた。来月、3人目の子どもが生まれるのだという。

 緋山は、大量に出血し、救命が難しい状態の作業員を見つける。その男は、「助けにきました」という緋山の言葉に安堵し、礼を言って笑った。が、次の瞬間、男が吐血した。緋山は、必死に心臓マッサージをしたが、男は蘇生しなかった。そんな緋山の姿を見た三井は、「あなたを必要としている患者は他にいる!」と叱責した。一度、別の場所に向って駆け出した緋山は、再び男の元に戻ると、耳元で「ごめんなさい…」と囁いてその場を離れた。

 救命救急センターでは、黒田たちが搬送されてくる患者の処置にあたっていた。藤川は、西条(杉本哲太)のサポートを命じられていた。

 危険な状態になっていた横山は、藍沢に、定期入れを探してほしい、と頼んだ。藍沢が横山の服を切ったときに一緒に切ってしまい、真っ二つになった定期入れには、横山の家族の写真が入っていた。

 緋山は、患者をヘリで搬送した。緋山が落ち込んでいることを知ったパイロットの梶(寺島進)は、医者なら避けて通れないことだ、と彼女に声をかけた。

 横山は、3人目の子どもの名前を考えたからそれを妻に伝えてほしい、と藍沢に告げる。ほどなく、意識混濁を起こし、危険な状態に陥る横山。それを見た藍沢は、この場で鉄筋を抜こうと提案する。反対する白石に、お前は無関係でいいから手伝え、と告げる藍沢。それを制したのは冴島だった。オペ中の黒田と電話が通じた、というのだ。

 黒田は、開胸してより心臓に近い部分の動脈を止めて、それから鉄筋を抜くよう藍沢に指示した。藍沢は、白石、冴島のサポートでオペに挑み、大動脈のクランプに成功した。

 藍沢は、横山の手に定期入れを握らせると、子どもの名前は自分で伝えるんだ、と告げた。藍沢たちの手で、横山は鉄筋から外された。その直後、心室細動が起こった。直接心臓マッサージを続けても、モニターは戻らなかった。諦めかけて立ちあがった藍沢は、不意に力を込めて横山の胸を叩いた。すると横山の心臓は再び動き出し…。

 藍沢たちは、横山を救命救急センターに搬送した。そのころ藤川は、紹介状を書くために、搬送されてきた患者から聞き取りをしていた。それに気づいた黒田は、もう止めるよう指示した。藤川は、その言葉を無視して作業を続けると、自分にはここしかない、と黒田に言い放つ。森本は、そんな藤川に「グッジョブだ」と声をかけ、持っていたコーヒーを手渡した。

 あくる日、各ブースを回っていた白石は、俊夫と春江の話を偶然聞いてしまう。ふたりは、家のローンのために秀治の年金を当てにしていたのだ。白石からその話を聞いた藍沢は、秀治自身もそれを知っている、と告げると、手術の同意書を取り出した。藍沢は、人は人から必要とされないと生きていけない、というと、こう続けた。「医者もそのために腕を磨く。患者から必要とされたいからな。外科医は一番にならないと意味がない。二番目、三番目の医者に誰が命を預けたい?」。白石は、横山は藍沢の腕だけに命を預けたのではないと思う、と反論しようとした。藍沢は、そんな白石に、秀治のオペは面白いものになりそうだ、と言い残して去っていく。

 エレベーターの中で黒田と一緒になった三井は、フェローたちに現場で開胸させたのは危険すぎるのではないか、と意見する。すると黒田は、冷静かつ器用で、患者に感情移入しない藍沢だったからやらせた、と返し、フェローと昔の自分を重ね合わせるのはやめるべきだ、と三井に告げる。実は三井には、かつて真壁の妻とお腹の子どもを救えなかった過去があった。

 藍沢は、西条のオペを手伝うため、オペ室に向った。そのとき、ストレッチャーに載せられた老婆が運ばれてきて藍沢とすれ違った。大腿骨骨折とショック状態で救急搬送されてきたその老婆は、藍沢の祖母・絹江(島かおり)だった…。

左前頭葉の脳腫瘍と、脳ヘルニアを起こしていた松原秀治が死亡した。藍沢(山下智久)は、秀治の死を知った家族が年金をもらえなくなって悔しがっていた、と白石(新垣結衣)に話す。それを聞いた白石は、家族の気持ちを理解しようとは思わないのか、と藍沢を非難する。

 同じころ、翔陽大学附属北部病院の救命救急センターには藍沢の祖母・絹江(島かおり)が運び込まれていた。買い物途中に転倒し、大腿骨を骨折したのだという。藍沢は、ドクターヘリで搬送されてくる患者の受け入れ準備をしている最中に、黒田(柳葉敏郎)から絹江のことを知らされた。しかし藍沢は、治療が終わっているのなら搬送されてくる患者の処置を終えてから絹江のところに行く、と答える。

 ドクターヘリで現場に向かい、患者を搬送してきたのは、緋山(戸田恵梨香)と森本(勝村政信)だった。患者の名前は小田浩一(大高洋夫)。家の2階屋根を修理している最中に転落したらしい。黒田たちは、ヘリが着陸した直後にショック状態に陥った小田を初療室に運んで処置する。

 藤川(浅利陽介)は、微熱と腹痛を訴えて救急外来にやってきた上村(北見敏之)という中年男を診察していた。そこに冴島(比嘉愛未)がやってきて、藤川を外へと呼び出す。上村に付き添ってきた高校生の息子・久志(熊谷知博)が藤川に話があるのだという。久志は、廊下に出てきた藤川に、動揺したようすで奇妙なことを話し始める。何と彼は、呪いの人形を使って父親に呪いをかけたというのだ。

 小田の処置を終えた森本と緋山は、あることに気づく。小田は、2階屋根から転落したにも関わらず、手足にケガを負っていなかった。森本たちは、脳梗塞などで落ちる直前にすでに意識がなかった可能性も考慮してCT検査を行うことにする。するとそこに、小田の娘・有美(伊藤麻里也)がやってくる。だが、有美は放心したようすで、自分は悪くない、などとつぶやいていた。
ほどなく、緋山と森本は、小田が屋根から落ちた原因を知る。小田が、やってきた有美と激しく口論を始めたからだった。実は小田は、突然結婚したいと言い出し、すでに式場まで予約していた有美と口論になったらしい。が、話を一方的に打ち切って屋根の修理を始めたところ、カッとなった有美に突き落とされたのだった。

 藤川は、白石や緋山を相手に、藍沢の噂話をしていた。藤川によれば、藍沢は幼いときに両親が離婚し、彼を引き取った母親も他界したために、ずっと絹江に育てられたのだという。

 藍沢が絹江のもとを訪ねると、そこに藤川と緋山がやってくる。白石も、藤川たちに半ば強引につき合わされていた。藤川たちは、絹江に藍沢の同僚だとあいさつした。仕方なく、絹江に藤川たちを紹介しようとする藍沢。ところが絹江は、何故か藍沢にも「初めまして」とあいさつする。
  絹江を診察した西条(杉本哲太)は、ケガのショックによる一時的な健忘症か認知症だと判断する。藍沢も同じ意見だった。藍沢は、その事実を冷静に受け止め、しばらく絹江の様子を見ることにする。

 そのころ三井(りょう)は、田所(児玉清)や春日部(田窪一世)とともに会議室にいた。弁護士の相馬(隈部洋平)を相手に、裁判の本人尋問に備えて、主張すべき点を確認していたのだ。相馬は、想定される質問に反論しない三井に対して、正しいことをしたのだからキチンと反論しなければダメだ、とアドバイスする。

 藤川は、冴島とともに、久志から事情を聞いていた。久志は、勉強しろと口うるさい父親に対して不満が募り、黒魔術を使ったのだという。ネットで黒魔術のやり方を調べたという久志によれば、上村は意味不明な行動を取った挙句、1週間後に狂い死ぬのだという。
  上村の病気が何であるのかわからない藤川は、黒魔術をかけたという久志の証言を完全に否定することもできず、冴島を呆れさせる。するとそこに、上村が奇妙な行動を取り始めたという知らせが入る。上村が、植木鉢の土を美味そうに食べ始めたのだ。

 そんな中、ドクターヘリの出動要請が入る。ヘリ担当は三井と藍沢だった。するとそこに、絹江が急に苦しみだしたという知らせがあった。白石とともに絹江の元に向う藍沢。絹江は、小銭を誤嚥した可能性があった。藍沢は、絹江のことを白石に任せると、ヘリポートへと急いだ。

 藍沢たちは、現場での処置を終え、患者を近くの病院まで搬送した。その帰り、藍沢は、パイロットの梶(寺島進)から、絹江のことを知らされる。絹江は100円玉を誤嚥していたが、白石がそれを取り出していまは安定しているという。

 白石は、西条の指示で、絹江の荷物を片付ける。絹江は、せん妄がひどくなっていた。白石は、戻ってきた藍沢にそれを報告すると、認知症を軽減するためには身近な人間が側にいて安心させてやることだと言おうとした。藍沢は、そんな白石の言葉を途中でさえぎると、何年も離れて暮らしていたのだから絹江にとっては身近ではない、と返す。

 森本と緋山は、小田のCT検査をする。そこで緋山は、小田がガンに侵されていることに気づく。緋山から告知を受けた小田は、有美を呼んで自分がガンであることを打ち明けると、結婚を許すと告げる。「思っている以上に難しいぞ、人と一緒に暮らすっていうのは。せめて半分くらいは相手の言うことを聞いてやれ。それと…母さんを頼むぞ」。小田は、突然の告白に激しく動揺する有美にそう話すと、緋山に向って、有美が式を挙げる12月に一緒にバージンロードを歩けるかどうか問いかけた。緋山は、小田の思いを受け止め、全力を尽くす、と答える。

 上村のカルテを見ていた冴島は、ふと何かを思い出し、資料室を訪れる。そこには白石がおり、老人病関係の本を読んでいた。そのとき白石は、手元にある本の著者が冴島という姓であることに気づいて、冴島に声をかけた。白石が何を言おうとしているか察した冴島は、問われる前に、父親が岳南大の医学部教授であること、兄姉ふたりも優秀な医者だが自分は医学部の受験に失敗したことなどを話す。

 藤川は、冴島の助言により、上村が髄膜炎であることを知る。上村は2週間ほど前に歯の治療を受けており、その際に入った細菌と仕事の疲れが重なって髄膜炎を起こした可能性が高かった。藤川は、久志にそれを伝えた。久志は、父親の病気が自分のせいではないことを知って安心する。藤川は、そんな久志に、父親が厳しく接するのはそれだけ心配しているからだ、と声をかけた。

 その夜、絹江が暴れだした。「私のお金を返せ!」と叫び、駆けつけた藍沢に、お前が盗ったんだろう、などと怒りをぶつける絹江。藍沢は、そんな絹江を押さえつけて鎮静剤を打つと、抑制帯を使って彼女の体を固定する。

 黒田は、上村が髄膜炎であることによく気づいたな、と藤川に声をかける。正直に冴島のことを話そうとする藤川を止めたのは、冴島自身だった。そこに藍沢がやってきた。黒田は、リハビリ病棟に移るまで絹江のことを見るよう藍沢に指示した。

 あくる日、絹江は、再び金を返せと言い始めて、藍沢を困らせる。必要なものがあれば買ってくる、と藍沢が言っても、絹江は、自分で行きたい、と譲らないのだ。藍沢は、そんな絹江を車椅子に乗せて、一緒に買い物に行く。
  田所と一緒にいた三井は、絹江を売店まで連れて行こうとしている藍沢の姿を見つける。藍沢が、絹江のことに動揺することもなく淡々と業務を遂行しているのに比べて、2年前の自分はそれができなかった、と自分を責める三井。あのとき自分が引き受けなければ、真壁朋子は死ぬこともなかったかもしれない、というのだ。

 絹江は、売店で手当たり次第に菓子をカゴに入れていた。藍沢は、そんなに食べられない、といって、絹江を止めようとした。絹江は、その手を払いのけると、菓子を胸に抱え込んで、「買わしておくれよ」と懇願した。白石や緋山たちは、藍沢たちのようすがおかしいことに気づき、ふたりを見つめていた。床には、絹江が落とした財布からこぼれ出た小銭や菓子が散乱していた。藍沢がそれを拾おうとすると、絹江は、こう言った。「約束したんだよ!耕作にお菓子を買ってやるって約束したんだよ!」。たったひとりで頑張っている孫に自分ができるのはこんなことしかない、と…。藍沢の目から涙が溢れた。藍沢は、なおも菓子を手に取ろうとしている絹江に抱きつき、嗚咽していた。 

藍沢(山下智久)は、大腿骨を骨折して翔陽大学附属北部病院の救命救急センターに運び込まれた祖母・絹江(島かおり)のことで心を痛めていた。絹江は、ケガのショックが原因で認知症になり、藍沢の顔すら覚えていなかったのだ。絹江は、個室に入院していた。その前を通りかかった藍沢は、藤川(浅利陽介)に食事の世話をしてもらっている絹江のことを気にしつつも、いつもと同じように淡々とした表情で職務をこなす。黒田(柳葉敏郎)は、そんな藍沢に、人工血管による頚動脈の血行再建手術に加わるよう指示する。藍沢は、その手術に強い興味を示していた。

 一方、白石(新垣結衣)は、森本(勝村政信)や冴島(比嘉愛未)らとともに、突然の嘔吐と腹痛を訴えて成田空港から搬送されてきた大柄な女性の処置をする。だが、実はその女性は、バンコクで性転換手術を受けてきたという大山恒夫(古本新乃輔)という38歳の男だった。大山は、手術の後、絶食する必要があったにも関わらず機内食を食べてしまい、腸閉塞を起こしたのだ。
  大山の処置を終えた白石は、電動車椅子に乗った田沢悟史(平山広行)と、その母親・俊子(大塚良重)に声をかけられる。ふたりは、冴島を訪ねてきたのだという。白石は、悟史たちにロビーで待つよう言うと、冴島のもとへと向った。だが、悟史たちが来ていることを知った冴島は、何故か動揺したようすで…。

 そんな折、ドクターヘリの出動要請が入る。千葉中央裁判所で、男性が公判中に嘔吐し、胸痛を訴えているのだという。森本とともにドクターヘリで現場に向かった緋山(戸田恵梨香)は、ランデブーポイントにやってきた救急車から、患者とともにスーツ姿の三井(りょう)が現れたことに驚く。その患者とは、三井を医療ミスで訴えていた真壁(阿南健治)だった。真壁は、三井の本人尋問が終わった直後に倒れたらしい。三井によれば、真壁はブールハーベ症候群の可能性があるという。森本たちは、ただちに真壁を救命救急センターに搬送する。
 
 俊子と悟史は、「難病患者を支える家族の会」に出席するために翔北病院を訪れていた。冴島は、ふたりの姿を確認したものの、何故か逡巡し、踵を返す。エレベーターの中で冴島とすれ違った藍沢は、彼女のようすがどこかおかしいことに気づいていた。

 真壁は、突発性食道破裂を起こしていた。三井がいなかったら命に関わる危険もあったのだ。緋山からそれを聞かされた真壁は、安堵の気持ちと憎んでいた相手に命を助けられた情けなさから、突然ポロポロと泣き出してしまう。

そのころ三井は、田所(児玉清)の部屋にいた。三井は、弁護士の相馬(隈部洋平)や事務長の春日部(田窪一世)から、裁判での発言について責められていた。三井は、本人尋問の際に、自分が悪かった、と発言したのだ。春日部たちは、これで裁判が振り出しに戻ってしまった、と怒りを顕わにした。

 白石と緋山がカフェで休憩していると、そこに藤川がやってきて、冴島の噂話を始める。少し離れた席でその会話を聞いていた藍沢は、他に話すことはないのか、と藤川たちを非難した。

 三井は、真壁の病室を訪れた。そこで真壁は、何故裁判で急に謝ったのか、と三井に問いかけた。すると三井は、事件が起きた日…9月14日のことを話し始めた。実は、そのちょうど1年前、三井も、難産の末、子どもを出産していた。胎児を諦めて母体を優先しなかったのは、赤ちゃんを助けてほしい、と三井に訴えた真壁の妻に、1年前の自分の姿を重ね合わせたからだった。「あの晩、私は医者であることを忘れ、ひとりの女として感情で治療方針を決め、結果、ふたつの命を失いました…」。三井は、涙を流しながらそう告白すると、改めて真壁に謝罪した。

 大山の容体が急変した。大山は、絶食しなければならないのに今度はケーキを食べてしまったのだ。白石からその知らせを受けた三井は、大山のオペを行った。黒田と森本が別のオペ中だったため、田所も三井をフォローした。
 大山は、幸い、大事には至らなかった。田所は、オペを終えた三井を呼びとめると、離島で診療所をやっていたときのことを話し始めた。田所は、大学病院での張り詰めた日々から逃げてその島に行ったのだという。しかし、村人たちからは感謝され、例え失敗しても言い訳ができるような環境は楽だった、と続けた。「私がやったことは、決して島の人のためじゃない。自分のためです。結局、偽善だった」。田所は、それでも来てくれてよかったという人がいてくれたのだから意味はあったのだと思う、と言うと、あなたに会えてよかったと思っている患者は必ずいる、と三井を励ました。

 そんな最中、悟史が庭にある階段の下に倒れているところを発見される。悟史は頭を打っているようだった。冴島は、悟史が難病のALSを患っていること、そして半年前に自殺を図っていることを黒田に伝えた。俊子が目を離した際の出来事だった。頭部のケガを縫った悟史は、念のため入院することになった。

 大山は、恋人に振られたことを白石に告白した。性転換手術をした途端、恋人に振られてしまうケースはよくあるのだという。白石は、それなら何故手術をしたのか、と問いかけた。すると大山は、自分の相手だけは違うと信じるのが恋だ、と返した。

 あくる日、藤川は、絹江が今朝も食事を取らなかった、と藍沢に伝える。その際、藤川は、もう少し絹江についてやってもいいのではないか、と藍沢に意見した。すると藍沢は、家族を犠牲にしても働くのが自分たちの仕事だ、と返して立ち去ろうとした。藤川は、そんな藍沢の態度に怒り、自分を正当化しているだけだ、と言い放つ。が、振り返った藍沢にびびってしまった藤川は、それ以上、何もいえなかった。

 病室に向った藍沢は、看護師の村田(金田美香)に代わって骨折患者の相手をする。となりのブースでは、冴島が悟史のケアをしていた。悟史は、迷惑をかけてしまったことを冴島に詫びた。すると冴島は、悪いのは自分の方だ、と言い出す。冴島は、仕事の合間に悟史に会いに行くことが苦痛だったが、別れを切り出す勇気もなかったのだという。俊子のように、24時間を悟史のために使うことはできない、というのだ。悟史は、そんな冴島に、このまま死んで何もなかったようにされるのが怖い、と告白した。だから、例え冴島に憎まれても、もう一度会って、自分の生きた証を残しておきたかったのだという。冴島は涙をこらえていた。

 ほどなく悟史は、退院することになった。白石と藤川は、悟史を玄関まで見送った。悟史は、最後まで冴島のことを心配していた。

 その日、ヘリ担当だった藍沢は、要請を受けて三井、冴島とともにドクターヘリで出動し、ミッションをやり遂げる。緋山は、戻ってきた藍沢に、「私たち、誰のために医者をやっているのかな…」と問いかけた。

ヘリポートでは、スタンバイ時間を終えたドクターヘリに、梶(寺島進)がシートをかぶせようとしていた。そこに冴島が現れ、装備の補充をやらせてほしい、と願い出る。何か事情があるらしいことを察した梶は、冴島を残して去っていく。
 ほどなく、ヘリの中に聴診器を忘れた藍沢がそれを取りにくる。冴島は、悟史の件で迷惑をかけたことを謝ると、恋人の命から逃げ出したような自分がヘリに乗ってもいいのだろうか、と藍沢に問いかける。「俺も自分が一番大事だよ」。藍沢は、そう返すと、絹江の面倒を見るよりも、自分の腕を磨きたい、と続けた。時々何が一番大事なのかわからなくなるがそれでもヘリに乗る、という藍沢の言葉を聞いて、涙が溢れてくる冴島。藍沢は、そんな冴島を思いやって、ヘリのドアを閉めて去っていく。

 藍沢は、絹江に食事をさせようとしていた藤川に、今日は自分が代わる、と告げる。しかし絹江は、箸を放り投げ手で食べ始めた。藍沢は、ベッドの横に座ると、同じように手で食べ始めた。絹江は、一瞬手を止め、藍沢に笑顔を見せた。「あなたはお医者さん? うちの孫と一緒ね」。藍沢は、そんな絹江に悲しく微笑みながら一緒に食事を続け…。

藍沢(山下智久)は、三井(りょう)、冴島(比嘉愛未)とともにドクターヘリで出動し、中年男性を救命救急センターまで搬送する。患者の名前は福島達夫(平賀雅臣)。夏祭りの山車が見物客に向って倒れ、その下敷きになってしまった達夫は、足を骨折するとともに、山車の一部と思われる木片が左大腿部から腹部に向かって刺さっていた。

 白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)、藤川(浅利陽介)は、黒田(柳葉敏郎)とともに救急車の到着を待っていた。達夫の家族――80歳になる父親の重蔵(織本順吉)、妻の清美(宮地雅子)、そして9歳になる娘・結菜(大作空)もこの事故に巻き込まれ、骨折や打撲を負っていたのだ。

 藍沢は、黒田の助手として達夫のオペに加わり、刺さっていた木片を除去する。骨折していた重蔵と清美、頭部と腹部を打っていた結菜も、幸い、大事には至らなかった。だが、達夫が助かったと知った途端、清美がHCUはうるさいから部屋を変えろと騒ぎだした。重蔵も、治療そっちのけで戦争の話を始めたり、勝手にベッドを抜け出したりして藍沢たちを困らせる。一方、結菜は、藍沢に興味津々のようだった。
 
 同じ日、入院していた藍沢の祖母・絹江(島かおり)がリハビリ病棟に移ることになった。藍沢は、冴島に車椅子を押されて病室を出てきた絹江に、また顔を出すから、と話しかけた。絹江は、そんな藍沢に、今度孫が来てくれることになった、と嬉しそうに話す。そのようすをじっと見ていた結菜は、子どもなりに何かを感じたようすだった。

 その夜、思わぬ事態が起きる。達夫と重蔵の容体が急変したのだ。達夫は脳内出血を、重蔵は結腸損傷による腹膜炎を起こし、いずれも緊急オペの必要があった。黒田と白石から病状の説明を受けた清美は、突然のことに激しく動揺する。結菜は、両親も祖父もいないHUCで不安に押しつぶされそうになっていた。

 藍沢は、ひとりでベンチにぽつんと座っている結菜に気づく。しばらく前に、どうして耕作なんていう古臭い名前なのか、と結菜から聞かれていた藍沢は、その理由を説明した。耕作の名付け親は絹江だった。「晴耕雨読」に由来したものだった。藍沢から、名前について尋ねられた結菜は、「結」は人と人を結びつけるという意味で、「菜」はおじいちゃんが大好きな菜っ葉のことだ、と答えた。重蔵がつけてくれたのだという。そういってポロポロと泣き出してしまった結菜に、藍沢は、全力を尽くすから、と約束する――。

 ほどなく、達夫と重蔵のオペが始まる。達夫のオペは、脳外科の西条(杉本哲太)が執刀した。助手は、白石と藤川だ。一方、藍沢は、緋山とともに黒田の助手を務め、重蔵のオペに臨んだ。

やがてオペが終了する。黒田は、手術が無事に終わったことを清美と結菜に伝えた。ホッと胸をなでおろす清美。結菜は、堰を切ったように泣き出した。

  あくる日、藍沢は、結菜がなくしてしまったという金魚が届いていた、といって赤い金魚を彼女に手渡した。が、結菜がなくしたのは、黒い金魚だった。「かわいいところあるじゃん、コーサク……しょうがない、彼氏にしてあげよっか。健太朗、翔太の次だけどね」。結菜の言葉に、白石や緋山は苦笑していた。

 三井は、墓参りに来ていた。三井は、真壁(阿南健治)の妻と子どもの月命日に墓参りをしていたのだ。そこに真壁がやってきた。真壁は、寺の住職から毎月墓参りに来ている女性がいることを聞いていた。そこで三井は、何故提訴を取り下げたのか、と真壁に尋ねた。すると真壁は、三井のことは許せないが、医師免許を取り上げたかったわけではなく、ただ話がしたかった、と答えた。妻と子どもは自分の中に生きているから、同じ日に生まれたという子どもを大切に育ててあげてほしい、と三井に告げる真壁。三井の目から涙が溢れた。

 そんななか、ドクターヘリの出動要請が入る。化学工場でボイラーの熱風を浴びた熱傷患者が出たのだという。黒田、白石、冴島は、ただちに現場に急行した。移動中、CSの轟木(遊井亮子)から、工場でボイラーの爆発事故があったこと、重症者は1名であること、現在も消火活動が続けられているが、患者はすでに火災発生地点から離れた場所に運び終えていることが伝えられた。

 工場に到着した黒田たちは、そこで初めて患者がひとりだけではなかったことを知る。すでに現場には、何名もの患者が横たわっていた。黒田は、タッチアンドゴーで藍沢と緋山を呼ぶよう指示を出した。

 そこに、作業員のひとりがやってきて、動けない仲間がボイラー室にいる、と白石に伝える。白石は、すぐさま現場に向かって駆け出した。それに気づいた黒田は、白石を追いかけた。爆発現場に入るときは、消防に安全を確認するのが鉄則なのだ。

黒田は、ボイラー室に入っていった白石に追いつき、彼女を呼び止めた。と、次の瞬間、天井のパイプから蒸気が吹き出し、鉄骨が崩れ落ちた。黒田は、とっさに白石を突き飛ばした。

 藍沢たちの元には、黒田が事故に巻き込まれたという情報が入っていた。現場に到着すると同時にボイラー室へと急いだ藍沢と緋山は、そこで信じられない光景を目にする。黒田が鉄骨の下敷きになり、鉄骨に挟まれた右腕からはおびただしい量の血が流れていた。白石は、血まみれで出血部分を圧迫していた。藍沢たちの到着を知った黒田は、患者の搬送状況を確認すると、藍沢に腕を切るよう命じた――。

 藍沢たちは、黒田をドクターヘリで翔北病院へと搬送するが…。

藍沢(山下智久)は、爆発事故の現場で落下物に右腕をはさまれてしまった黒田(柳葉敏郎)を救出するために、その場で彼の腕を切断する。黒田は、事故現場にとり残されていた患者を助けようと、安全確認をする前に現場に飛び込んだ白石(新垣結衣)を庇ってこの事故に遭った。腕を切るよう藍沢に命じたのは、黒田自身だった。

 藍沢は、緋山(戸田恵梨香)、白石とともに黒田を翔陽大学附属北部病院の救命救急センターに搬送する。知らせを受けた森本(勝村政信)や藤川(浅利陽介)たちは、さすがにショックを隠せなかった。森本は、検査を後回しにして藍沢とともに緊急オペに入り、切断された右腕の接合手術を開始した。白石は、ショックのあまり何度も嘔吐し、うわ言のように自分を責めていた。

 森本と藍沢は、無事、黒田の手術を終える。幸い、何とか右腕は接合することができたものの、大幅な機能回復は見込めない状態だった。森本は、意識を取り戻した黒田に状況を報告した。術後の機能回復を最優先して上腕での鋭的切断をした藍沢の判断はベストだったこと、そして、回復してももう二度とメスは握れないことを…。三井(りょう)から黒田のことを知らされた白石は、呆然となった。

 黒田の事故を受け、翔北病院では安全管理委員会が開かれた。集まった役員たちの前に出席したのは、部長の田所(児玉清)、森本、そして事故現場に行った藍沢、白石、緋山、冴島(比嘉愛未)、そしてヘリパイロットの梶(寺島進)だ。
事務長の春日部(田窪一世)や弁護士の相馬(隈部洋平)は、白石や藍沢に対して厳しい言葉を浴びせた。相馬は、フェロードクターを現場に行かせたことを問題視していた。シニアドクターが現場に行っていれば事故は起きなかったし、優秀な外科医の腕を切り落とすこともなかった、というのだ。田所や森本は、白石たちを庇った。梶も、白石の行為を責めることはできない、と意見する。すると相馬は、フェローをヘリに乗せるようなシステム自体に問題があると指摘し、ドクターヘリの存続も含めて今後の対策を検討する、と田所たちに告げる。
 
 閉会後、白石は、田所を呼びとめ、自分はこのままでいいのか、と問いかけた。そんな白石に、田所は、責任は自分にあるのだから気にする必要はない、と返す。森本と三井も、ローテーション通り、白石をヘリ担当にするつもりでいた。
 
 するとそこに、黒田のようすがおかしいという知らせが入る。藍沢が駆けつけると、そこにはすでに森本と白石がいた。朦朧とした意識の中、うわ言で藍沢たちに処置の指示をしたかと思うと、酸素マスクを自らはぎ取ってしまう黒田。たまらず藍沢が声をかけると、黒田は正気を失ったような目で、「俺の腕はどこだ?」と藍沢に迫り、次の瞬間、意識を失ってしまう。

 黒田の処置を終えた白石は、ロッカールームのベンチでぼんやりしていた。そこにやってきた緋山は、自分があの現場に行っても同じことをしたと思う、と白石に告げると、こう続けた。「黒田先生には悪いけど…腕をなくしたのがあんたじゃなくてよかった。ひどいけど…それが本音」と…。

 藍沢は、森本と一緒にヘリポートにいた。そこで森本に、自分の処置は正しかったのか、と尋ねる藍沢。もしあのとき現場にいたのが森本だったら、黒田は腕を切断しなくてもよかったのではないか、というのだ。すると森本は、救命の世界に「もしも」はない、と答える。あのとき現場に藍沢がいた、ということがすべてだったと…。

そこに、ドクターヘリの出動要請が入る。ところが白石は、ヘリを前にして突然呼吸が乱れてその場にしゃがみこんでしまう。藍沢は、そんな白石から無線を取ると、彼女の代わりにヘリに乗り込んだ。

患者は11歳の男の子で、成田空港でエスカレーターから転落し、全身を強打してショック状態に陥っていた。現場に駆けつけ、その少年・健一(今井悠貴)を搬送しようとする森本たち。そのそばで、健一の母・有里子(奥貫薫)がヒステリックな声で怒鳴りながら携帯電話をかけていた。有里子の携帯電話を受け取った藍沢は驚きを隠せなかった。電話の主は黒田だった。有里子は黒田の別れた妻で、健一はふたりの間にできた息子だったのだ。アメリカから一時帰国中に起きた事故だった。

 藍沢たちは、健一を初療室に運び込み、処置を開始した。健一は、腹腔内出血を起こしていた。

 白石は、有里子の元に健一のケガについて説明しに行った。そこに、黒田がやってきた。有里子は、肝心なときに何をやっているのか、と黒田にかみついた。が、黒田が腕を切断したことを知ると愕然となった。

 やがてオペが終了し、健一は命を取りとめた。

 有里子は、田所のもとを訪れ、黒田は大丈夫なのか、と問いかけた。10年前、田所は、翔陽大学病院の医局で閑職に追いやられていた黒田に、当時立ち上げようとしていたドクターヘリ事業への協力を依頼した。有里子は、そのことでは田所に感謝しているとしながらも、それと同じくらい恨んでいる、と告げた。黒田は、ドクターヘリのおかげでまた仕事にのめり込むようになったが、そのせいで家族の団欒は失われたというのだ。有里子が黒田と離婚したのも、患者のため、という言葉に不満を感じる自分が嫌な人間になっていくようで耐えられなくなったからだった。有里子の言葉を聞いていた田所は、ドクターヘリ事業と引き換えに、黒田の家庭と外科医としての命も奪ってしまった、と悔恨した。

 白石は、母親に電話していた。黒田のことは言えなかった。娘を思う母の優しい言葉ひとつひとつが、白石の胸に突き刺さった。

 藍沢は、ヘリポートで考えごとをしていた。そこに梶がやってきた。藍沢は、黒田の命よりも大切なものを奪ってしまったのではないか、と梶に問いかけた。すると梶は、人間は生きていないと何も始まらない、と言って藍沢を励ました。

 あくる日、白石は、脳外科の西条(杉本哲太)とともに健一のMRI検査が行なう。健一が転倒したときのことを覚えていなかったからだった。すると、健一の脳に腫瘍が見つかった。エスカレーターから落ちたのも、この脳腫瘍が原因で一時的な意識混濁を起こしたからだった。報告を受けた黒田は、健一は助かるのか、と西条に掴みかかった。西条は、そんな黒田に、命の保証などできないことはお前が一番良く知っているはずだ、と告げた。

 ショックを受けた有里子は、その思いを黒田にぶつけた。何もかも犠牲にして腕を磨いてきたのだからその腕で健一を治してほしい、と泣き叫ぶ有里子。黒田は、やりきれなさを、そして無力な自分に対する悲しみをただ必死に堪えていた。

 黒田と有里子の姿を見てしまった白石は、その夜、黒田の元を訪れた。黒田は、白石の体調を気遣うと、「お前らと出会わなければよかったな…」とつぶやいた。白石は、その場から逃げるようにして飛び出すと、廊下を駆け抜けて外へ飛び出した。その後を追いかける藍沢。外は激しい雨だった。白石は、ポケットの中に入っていたノートや器具を投げつけると、「黒田先生の人生を…私がめちゃくちゃにしたの!私は…ここに来ちゃいけなかった!」と泣き崩れた。藍沢は、そんな白石にかける言葉も見つからず…。

藍沢(山下智久)は、森本(勝村政信)、冴島(比嘉愛未)とともにドクターヘリで出動し、電気の配線工事中に転落した患者を搬送する。患者は、約10メートルの高さから落ち、ショック状態になっていた。藍沢は、待ち受けていた白石(新垣結衣)や緋山(戸田恵梨香)らとともに、運び込んだ患者の処置にあたった。だが、藍沢は、挿管に手間取り、切開して気道を確保した方がいいのでは、と藤川(浅利陽介)からアドバイスされるなど、正確で迷いがない日ごろの姿とはどこかようすが違っていた。一方、FASTと呼ばれる超音波検査を担当していた白石も、胸部の出血を見落としていることを緋山に指摘されていた。

 脳外科の西条(杉本哲太)は、黒田(柳葉敏郎)の息子・健一(今井悠貴)のオペを開始する。しかし、健一の脳腫瘍は言語中枢に近い場所にあるため、オペは困難を極めた。ガラス越しにオペを見守っていた黒田は、健一に何もしてやれない自分に対する苛立ちを隠せなかった。

 搬送された患者の処置を終えた藍沢は、療法士と一緒にリハビリをしている祖母・絹江(島かおりの姿を目にする。絹江は、孫が待っているからもう家に帰りたい、と言ってリハビリを続けようとしなかった。藍沢は、そんな絹江に無理矢理リハビリを続けさせようとした。だが、それを見かねた療法士に止められて我に返る。

 藍沢は、絹江を連れて病室に戻った。絹江は、病室を自宅だと思い込んでいるようだった。そこで藍沢は、一緒に暮らしているという孫はいまどこにいるのか、と絹江に問いかけた。しばらく考え込んでも、思い出せない絹江。感情が昂ぶった藍沢は、自分こそが孫の耕作だと絹江に告げた。絹江は、藍沢のIDカードをじっと見つめていたが、やはり何も思い出せなかった。藍沢は、悲しみをこらえながら絹江の病室を後にした。

 そんななか、白石は、救急救命部部長の田所(児玉清)に辞表を提出する。田所は、一応それを預かり、ここで逃げたら戻れなくなる、と白石に告げた。部長室から出てくる白石の姿を偶然目にした緋山は、何かを察したようだった。

 西条は、腫瘍と言語中枢との境界を確かめるために、健一に対してアウェイク手術を行う決断を下す。健一を一旦麻酔から覚まし、話しかけている間に電極で脳を触って境界を見つける、という方法だった。西条は、健一に話しかける役目を黒田に頼んだ。黒田は、戸惑いを抑えながら、学校のことや、好きなスポーツのことなどを健一に尋ねていった。健一が有里子にしっかり育てられていることを実感する黒田。健一への思いが湧き上がり、気持ちを揺さぶられた黒田は、矢継ぎ早に質問を浴びせた。が、そのとき、健一が思うようにしゃべれなくなった。そこが腫瘍と言語中枢の境界だった。西条はその場所をマークすると、健一にもう一度眠るよう指示した。そして黒田には、続きはオペが終わってから家族だけでゆっくり話せ、と告げた。

 緋山は、白石に次々と書類書きや雑用を押し付けていた。仕事をしていれば気が紛れて、辞めたいなどと考えている暇もなくなる、というのだ。冴島も緋山に同調し、白石に仕事を押し付けると、「私も辞めさせませんから」と彼女に告げた。

 藤川は、ヘリポートで梶(寺島進)の仕事を手伝っていた。梶は、そんな藤川に、いつ乗れるのかわからないのだからヘリのシートの感触を味わっておけ、と冗談めかしていった。すると藤川は、いまはまだ座れないが、自分はフライトドクターになる、と言い切る。

 藍沢は、包帯を取り替えるために黒田の部屋を訪れた。そこで藍沢から、健一に会わなくてもいいのか、と問われた黒田は、お前には関係ない、と答える。そんな黒田に、藍沢は、自分ならいまの姿を見てもらって話がしたい、と返す。

 黒田がICUを訪れると、有里子が疲れた顔で手術を終えた健一を見守っていた。すると、健一が目を覚まし、喉が渇いた、と言い出す。健一は、手術を受けたことは理解していたが、黒田と話をしたことは覚えていないようだった。健一に障害が出ていないことを確認した黒田は、それを有里子に伝えた。そして健一に、よく頑張ったな、と声をかけた。

 エレベーターの中で藍沢に出会った白石は、病院を辞めるつもりだと告げた。そんな白石に、藍沢は、自分にはこれしかない、と答えた。

  白石は、健一のようすを見守っていた黒田にも、辞める決心を伝えようとした。それを察した黒田は、自分には関係ない、と答えた。何も言わず、一礼してその場を去ろうとする白石。と、そのとき、黒田は、ICUの患者の容体がおかしいことにいち早く気づく。大動脈瘤破裂だった。

 同じころ、翔北救命センターには急患の受け入れ要請が入っていた。妊娠36週目の妊婦が本棚の下敷きになったのだという。患者はすでに何件かの病院を断られていた。三井(りょう)は患者を受け入れることを決め、藍沢、緋山とともに準備を急ぐ。

 黒田は、白石と、異変に気づいて駆けつけた藤川に、この場でオペをする、と告げる。しかし、白石も藤川も、動くことができなかった。黒田は、左手だけで作業を進めながら、自分がやる、と言い出す。

 藍沢は、三井たちとともに運ばれてきた妊婦・神田美和子(海島雪)の処置を始める。美和子は骨盤を骨折しており、胎児仮死が進行していた。藍沢は、母体を優先することを決意し、息子の雄一(中島光照)とともに美和子に付き添ってきた夫・昭夫(佐野賢一)に同意を求めた。昭夫は、藍沢の決断を受け入れ、美和子を説得した。が、美和子は、諦め切れないようすだった。そのようすを見ていた藍沢は、方針を変更し、帝王切開の後、タオルパッキングを用いて母子ともに助けよう、と三井に告げる。

左手1本で患者を救おうとする黒田の姿を見た白石は、自分がやる、と進み出た。が、動脈瘤の剥離ができず、苦戦する白石。黒田は、そんな白石に、開胸して大動脈をクランプするよう指示した。黒田は、藍沢が工事現場でやったのを一番近くで見ていたはずだ、と白石に告げた。白石は、あのときのことをひとつひとつ思い出しながら慎重にオペを進め、大動脈のクランプに成功する。

 そのようすをずっと見ていた健一は、ベッドの前を通り過ぎようとした黒田に、「やるじゃん!凄いね、おじさん」と声をかけた。黒田は、こみ上げてくる思いを抑えていた。

 絶対にもう一度家族に会わせる――そう決意した藍沢は、三井、緋山とともにオペに挑んだ。胎児を取り出すと、ただちに骨盤を創外固定する藍沢。オペは成功し、母子ともに無事だった。
  三井は、藍沢の判断を賞賛した。しかし藍沢は、自分の決断は間違っていたような気がする、と答え…。

 あくる日、藍沢は、判断に迷ったことを黒田に打ち明けた。いままでの自分だったら何も考えずに母体を優先していた、というのだ。続けて藍沢は、黒田の腕に関してもいままでなら心が痛むことはなかったが、いまは直視できない、と言い出す。「先生…名医って何ですか?」。藍沢はそう黒田に尋ねた。すると黒田は、その答えは多分現場にしかない、と答える。

 するとそこに、ドクターヘリの出動要請が入った。高速道路で多重衝突事故が発生し、死傷者が出ているという。藍沢は、三井、冴島とともに現場に駆けつけた。そこで藍沢たちが目にしたのは、凄まじい事故災害の現場だった…。

高速道路のトンネル内で多重衝突事故が発生し、多数の死傷者が出ていた。藍沢(山下智久)は、ドクターヘリで事故発生現場に急行し、その凄まじいようすを目の当たりにする。報告を受けた黒田(柳葉敏郎)は、タッチアンドゴーで白石(新垣結衣)と緋山(戸田恵梨香)もヘリで現場に運ぶよう指示すると同時に、森本(勝村政信)と藤川(浅利陽介)には患者の受け入れ準備を頼んだ。

 トンネル内の安全を確認した三井(りょう)は、トンネル内に残されたケガ人を重傷度や緊急度で分別し、トリアージタッグをつけるよう藍沢に命じた。白石と緋山も、ただちにトンネルの外に運び出されたケガ人の治療にあたった。

 藍沢は、冴島(比嘉愛未)とともにトンネル内に入った。するとそこに、腕から血を流している女性・小西(肘井美佳)が助けを求めてくる。小西の恋人・谷口(大橋智和)が、バイクで横倒しになった状態で、トラックの下に潜りこむようにして挟まれていたのだ。

 白石と緋山は、澤野良江(山下容莉枝)という女性の治療にあたる。良江は、夫と息子がまだトンネル内にいる、と叫んでいた。ほどなく、良江の息子秀明(高木涼生)が警察官に付き添われて良江のもとへとやってくる。だが、夫の明夫(遠山俊也)の安否は依然不明だった。良江が腹腔内出血を起こしていることを知った緋山は、彼女をヘリで病院まで搬送しようした。良江は、そんな緋山に、夫が戻ってくるまではここにいる、と懇願した。緋山は、手を握ってきた良江にもう片方の手を添えて、きっと見つかるから大丈夫、と声をかけると、彼女をヘリに乗せた。そのとき、良江のポケットから携帯電話が落ちた。緋山は、それを拾ってポケットにしまった。

 トンネル内では、レスキュー隊による谷口の救出作業が始まっていた。だが、救出までにはまだ時間がかかりそうだった。藍沢は、その場で谷口の治療を開始した。十分な明かりも確保できない状況でドレナージを試みる藍沢。しかし谷口は、大量血胸で危険な状態に陥っていた。藍沢は、開胸をして止血しようと試みた。

緋山は、良江を搬送するヘリでの中にいた。だが、翔北救命救急センター到着まであと数分というところで、急に良江の容体が急変した。心タンポナーゼだった。連絡を受けた黒田は、心嚢穿刺をするよう緋山に指示した。緋山は、エコーもガイドワイヤーもない状態で心嚢穿刺を行うのは初めてだったが、心を決めて黒田に指示を仰いだ。揺れるヘリの中で慎重に作業を進める緋山。やがて、心嚢に穿刺針が到達し、血液が吸引された。黒田も、ホッと胸をなでおろしていた。

 藍沢は、谷口の出血点を突き止めることができず、苛立っていた。すでに谷口はストーンハート状態だった。大動脈をクランプしても止まらない出血。心臓マッサージを続けていた藍沢は、やがて大動脈狭部が断裂していることを知る。この場所で谷口を助けることはもはや不可能だった。

 トンネルの外にはケガ人が増えていた。輸血用の血液などだけでなく、ケガ人搬送する救急車も不足していた。そんな状況に困惑していた三井は、1台の観光バスが移動しようとしていることに気づく。三井は、バスを救急車代わりにして黄色と緑のタッグの患者を乗せるよう救急隊員に頼んだ。

 緋山は、良江を救命救急センターの初療室に搬送した。そこにやってきた黒田は、現場では人も血液も機材も不足していること、間もなく翔北病院の救命救急センターにも大量の患者が運ばれてくることを皆に告げた。それを聞いた藤川は、現場に行かせてほしい、と申し出た。その真剣な表情見つめていた黒田は、病院内にあるRCCやアルブミン製剤などを持って現場に行くよう藤川に命じた。

 緋山とともに現場に向かった藤川は、ただちに患者の処置に当たった。一方、緋山は、良江の夫・明夫を探していた。遺体が置かれている場所に向った緋山は、そこには明夫と思われる人物がいないことを知る。そのとき、良江の携帯電話を持っていることに気づいた緋山は、「お父さん」という発信履歴をリダイヤルした。すると、電話に出たのは白石だった。いま診ている患者の携帯電話が鳴ったから出たのだという。緋山は、その場所へと急いだ。

明夫は、トレーラーの積荷の下敷きになっていた。緋山に続いて、藍沢、冴島、藤川、三井も駆けつけた。白石によれば、明夫は一度徐脈したものの、処置によって持ち直したところだという。緋山から妻と子どもが無事であることを教えられた明夫は、安心したようすだった。
  するとそこに、消防隊長からの避難指示が入った。トラックからガソリンが漏れ、いつ引火してもおかしくない状態だという。三井は、一旦避難しようと皆に声をかけた。それを止めたのは白石だった。いまなら明夫を助けることができるが、安全確認後では助けられないかもしれないから置き去りにはできない、というのだ。

 藍沢は、レスキュー隊員に確認し、あと10分で救出できることを確認した。「10分だけやってみよう。救助終了後、至急避難します」。三井は、藍沢の提案を了承した。

 黒田は、そんな藍沢たちの決断を梶(寺島進)からの報告で知る。梶は、10分だけ藍沢たちに時間をやってくれ、と黒田に頼んだ。それでもダメなら、自分が力づくでも引きずり出すから、と――。

 藍沢たちが治療を始めて間もなく、明夫の意識レベルが低下した。明夫の頸部には打撲痕と血腫があった。頸動脈に損傷があるために、脳に十分な血液が送られていないのだ。藍沢は、すぐさま頸部を切開し、血管内の血栓を発見する。三井は、梶から電話を受け取り、黒田に指示を仰いだ。黒田は、バイパスによって血流を再開させ、ヘリで搬送するよう命じた。それを聞くまでもなく、藍沢は、点滴チューブを人工血管の代わりにして、血栓部分をバイパスしようと提案した。

 藍沢たちの処置は成功し、明夫は意識を取り戻す。ほどなく積荷の除去も終わり、藍沢たちは、明夫をストレッチャーに乗せてトンネルの外まで運びだす。

 藍沢と白石は、明夫をヘリに乗せて搬送する。白石から報告を受けた黒田たちは、ドクターたちが無事であることを知って安堵していた。

 無事オペを終えた明夫は、良江や秀明と再会する。白石は、回復後もリハビリが必要であること、麻痺が残る可能性もあることを良江に伝えた。「いいんですよ…生きてさえいてくれたら…」。良江はそういって涙ぐんだ。冴島は、明夫が書いたメモを良江に見せた。そこには、震える字で「これからもよろしく」と書かれていた――。

 今回の事故は、死者12名、重傷者6名、軽症者42名だった。

 藤川は、誰もいないロッカー室で母・静子に電話し、ヘリに乗ったことを伝えた。救えなかったことしか覚えていない、と告白する藤川に、静子は「大変だったね…ご苦労様」と声をかけた。藤川は、そんな母に、投書の件の礼を言った。電話口からは静子のすすり泣く声が聞こえた。

 黒田の息子・健一(今井悠貴)は転院の日を迎える。有里子(奥貫薫)と一緒にタクシーに乗り込もうとしていた健一は、離れた場所で見つめている黒田に気づいた。健一は、黒田の元に駆け寄ると、「お父さん、今度試合見にきてよ、バスケ」と声をかけた。有里子が、黒田のことを健一に話していたのだ。黒田は、涙をこらえながら、アメリカまで見に行くことを約束した。健一は、走り出したタクシーの窓を開けていつまでも手を振っていた。黒田も懸命に左手を振ってそれに応えた。

 翔北病院では、安全対策委員会が開かれた。レスキューの制止を振り切って治療を続けたことが問題になったのだ。そこで田所(児玉清)は、ドクターヘリには危険が伴うものなのだから、存続を前提として、どうすれば安全に運用できるのか議論を深めていきたいと強く主張した。

 冴島は、難病のALSで闘病中の元恋人・悟史(平山広行)を見舞った。明日来たくなるかどうかはわからない。でも、今日は来たいと思った。あなたの顔…見たいと思った」。そんな冴島に、「勝手だな」といいながら、優しい笑顔を見せる悟史。冴島は、悟史に抱きついて泣いていた。

 白石が医局で仕事をしていると、黒田がやってきた。そこで黒田は、もう事故のことを気に病む必要はない、と白石に声をかけた。「誰よりも多くヘリに乗れ」。黒田の言葉に、白石は大きく頷いた。
  白石は、田所の元を訪れて、提出した辞職願を返してもらった。田所は、そんな白石に、強いドクターになってください、と告げた。

当直日誌を見ていた緋山は、14日の当直を代わる、と三井に申し出た。その日は、三井の息子の誕生日だった。ある日突然、別れを経験しなければならない家族もいるのだから大切な日くらいはちゃんと家族で過ごしてほしい、というのだ。三井は、緋山に礼を言って笑顔を見せた。

 藍沢は、屋上にいる黒田を訪ねた。名医とは何か――その答えは見つかったのか、と黒田は藍沢に問いかけた。黒田は、まだ答えが見つかっていないという藍沢に、それならまた明日から飛べ、と告げる。藍沢は、そんな黒田に、医者にできることは死ぬまでの時間をほんの少し延ばすだけではないのか、と告げた。黒田は、藍沢の言葉を肯定した。が、そのわずかな時間が、時に人生の意味を変える、と続けた。そのために腕を磨くことは決して間違っていない、というのだ。最後に黒田は、腕を切ったのがお前でよかった、と藍沢に告げた。「俺は、生きて息子に会えた」と…。

 森本はCS室で轟木(遊井亮子)と会っていた。森本は、フェローと当直を代わってやった、といって轟木に自分の優しい一面をアピールしていた。すると轟木は、恋人だった妻子持ちのアメリカ人と別れたことを森本に告白する。

 藍沢は、エレベーターの中で白石と一緒になった。藍沢は、明夫の処置をしているときに何か感じたか、と問いかけた。すると、白石は、「熱さ」と答えた。人の鼓動の熱さを感じた、というのだ。「その熱さを…いつまでも感じられる医者でありたい」。白石は、そう藍沢に告げた。

 別の日、藍沢は、祖母の絹江(島かおり)に、帽子をプレゼントする。その帽子を被って一緒に外を散歩しよう、と告げる藍沢。絹江は、嬉しそうな表情でその帽子を見ていた。そこに、またホットラインコールが鳴り響き…。

2nd

2009年12月24日。藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)は翔陽大学附属北部病院救急救命センターでフライトドクターを目指しながら、1年3ヶ月が経過しようとしていた。

その日、救命センターにフライトドクター、橘啓輔(椎名桔平)が赴任してくる。しかし、フェローたちは挨拶する暇もない。藍沢はヘリで飛び、さらに三井環奈(りょう)は救急車で搬送中の2名の患者を受け入れた。ヘリの患者と最初の救急車の患者を藍沢たちが初療していると、見知らぬ医師が入ってきて的確な指示を出す。処置が一段落すると男は、藍沢たちの腕前を試すために来た橘だと名乗った。

そこに、もう一台の救急車が到着。患者を見た藍沢は驚く。祖母の絹江(島かおり)だった。絹江は、急性肺炎のために入院が必要となった。

藤川は、クリスマスを一緒に過ごそうと冴島はるか(比嘉愛未)を誘うがかわされる。冴島には難病と戦う恋人、田沢悟史(平山浩行)がいた。藤川にあきれる緋山は胸痛を覚える。緋山の状態に白石が気づく。だが、緋山は白石の忠告を受け入れない。悟史と会った冴島は、ある決意を知らされる。

そんな時、ドクターヘリ要請が入った。オートバイの男性と自転車の主婦が衝突。藍沢は冴島、橘と現場に急行。容態の重い主婦をヘリで搬送することに。ヘリが飛びたとうとした時、藍沢が川面に何かを見つける。子供の靴だ。そう言えば、事故現場にも…。どうやら、主婦の子供が衝突で飛ばされたようだ。藍沢は子供を川から助け出すが、すでに心配停止状態。救急車で蘇生処置を施すが、子供の体温は戻らない。主婦を搬送したヘリは、タッチ&ゴーで引き返し、藍沢たちを乗せた救急車とのランデブーポイントへ。子供をヘリに乗せ換えて、翔北へ急ぐ。

病院では、白石たちフェローが万全の準備をして子供を受け入れた。だが、子供の体温は戻らない。藍沢は、子供を開胸して直接温かいバスタブに入れて蘇生するという方法を選択。何とか心音を回復させることに成功。だが、子供の瞳孔は開いたまま。心肺停止が長すぎ、脳内に酸素が行き渡らなかった。

緋山と白石は、母親に子供の状態を告げる。蘇生後脳症…つまり、植物状態になってしまったのだ。放心状態の藍沢に、橘が声をかける。橘は、藍沢たちの蘇生を止めなかったのだが、平然と結果は分かっていたと言う。さらに、子供の低体温からの蘇生は滅多に出来ないとまで…。藍沢は、この結末が子供とその家族にとって良かったのかと問うが、橘は首を横にふる。そして、医者は患者の人生まで引き受けたら頭がおかしくなると言って去った。

その橘に、緋山も諦めたくないと食い下がる。すると橘は、救急医を続けたいなら、諦めたり割り切ったりすることも覚えろと答えた。

イヴの夜。白石は冴島と2人で、子供のベッドを母親の隣へ運ぶ。

次の日、緋山は橘に小児治療が充実した病院へ昨日の子供を搬送したいと申し出る。皮肉な言葉を吐かれながらも橘に許可され、緋山は子供をヘリ転送。その途中、子供の目が開いた。まだ、わずかな希望が残っていそうだ。藍沢と白石は、子供の母親にそれを伝える。

その頃、冴島は悟史に会い、昨日の決意を質す。悟史は、延命措置を望まないことを告げるDNRにサインをしていたのだ。悟史は最期まで自分らしくありたく、残りの人生を冴島に会うために使いたいと言う。今日、生きていること、冴島に会えることが自分にとっての奇跡だと告げる悟史。冴島はいつまでも悟史を抱きしめた。

藍沢は、絹江の様子を見に行く。病室を出て歩いていると、ある男とすれ違うのだが藍沢は気づかずに…。

藍沢耕作(山下智久)は、翔北に入院した祖母、絹江(島かおり)の病室をたびたび訪ねてくる山田一郎という見舞い客を受付ノートに見つけた。藍沢は山田のことを聞くが、絹江は知らないと言う。そこで、絹江の病室によく出入りしている藤川一男(浅利陽介)にも尋ねてみるが、心当たりはない様子。

白石恵(新垣結衣)は緋山美帆子(戸田恵梨香)の体を心配し、診てもらうようにと心臓外科を手配する。だが、緋山は入院していた時の分のフライト数が足りないと応じようとしない。

一方、入院してきた冴島はるか(比嘉愛未)の恋人、田沢悟史(平山浩行)は延命措置を拒否。主治医とも連絡がついたのだが、もはや転院させられる状況ではなかった。

緊急外来、救急車…次々と訪れる患者たち。藍沢たちは、びまん性の脳腫瘍患者や、妻に灰皿をぶつけられた夫、海外で整形手術を受けて後遺症に悩む女性たちを橘啓輔(椎名桔平)の指導のもとに治療していく。そんな中、藤川は頭蓋低骨折の患者にいち早く気づいて橘にほめられて喜びを隠せない。

次の日、ドクターヘリの要請が入り、藤川は橘、冴島と現場に飛ぶ。工事現場で鉄材が落下して作業員2名が下敷きになったのだ。橘は重症に見えた患者の治療にあたる。藤川は、話もはっきりしているもう一人を診るのだが、突然倒れてしまった。大量血胸を確認し、焦る藤川。手の離せない橘は、病院の藍沢をCS室に呼び出し、藤川に指示を出すよう命じた。動揺する藤川を落ち着かせ、出血を止める手際を教える藍沢。藤川も手際よく治療をするのだが大血管損傷もあって、現場での治療は限界。搬送する時間もなく、患者は息を引き取った。

その頃、緋山は海外で整形手術を受けた女性の腕に異常を認め、緊急手術に入る。女性は壊死性筋膜炎を発症していて、腕は切り落とされた。だが、手術後に女性は亡くなる。この女性は、帰国前に現地のレストランで食べた魚料理でバクテリアに感染していたのだ。細菌培養では何も発見されなかったと悔やむ緋山。

白石は脳の手術を受けた男性患者を診ていた。難しい手術で、場合によっては手術前の記憶を失う危険も伴っていた。男性は妻ともども承知で手術を受けたのだが、意識を回復した男性からは、やはり記憶が消えていた。

そんなある日、絹江がトイレで倒れて捻挫した。病室に駆けつけた藍沢に、主治医は状況を説明する。主治医が出て行くと、鎮痛剤で眠る絹江がうわ言を始めた。藍沢が声をかけると絹江は「お前が、夏美を殺した」と…。

藍沢耕作(山下智久)は、祖母・絹江(島かおり)の病室を訪ねてくる山田一郎が気にかかる。しかも、絹江は物騒なうわ言も口にした。だが、絹江は藍沢に何も話そうとしない。

一方、緋山美帆子(戸田恵梨香)の心臓は、やはり爆弾を抱えていた。検査の結果、カテーテルによる手術が必要だった。2時間ほどで済むと心臓内科医は言うのだが、回復率は約6割超。前回の手術でフェローとして2カ月の空白が出来てしまった緋山は、安易に手術の同意書にサインすることが出来ない。

そんな時、消防からドクターヘリ要請が入る。駅の階段で乗客の将棋倒しが発生し、傷病者が多数出たのだ。藍沢は、橘啓輔(椎名桔平)、白石恵(新垣結衣)と現場へ飛ぶ。藍沢は3人が倒れていると消防官に呼ばれる。応じた藍沢は、現場を見て愕然。何と、その3人はスキー板で串刺しになっていた。橘と三井環奈(りょう)、西条章(杉本哲太)も藍沢に合流。串刺しの3人は男2人と女が1人の大学生でサークル仲間。一番上になっている松井透(濱田岳)はスキー板が骨盤を貫き、真ん中の木沢広之(日和佑貴)は頭を打っていて危険な状態だ。松井は、一番下にいる恋人の森田恵理(小林涼子)をかばってこんな状態になったと藍沢たちに説明する。安易に板を抜けないため、藍沢たちは対策を練る。

やって来た緋山は、橘から患者のトリアージを任され、沙希(中別府葵)をヘリで搬送する手配をとって、白石と冴島はるか(比嘉愛未)が診ている患者のもとへ行く。患者には気胸が認められ、すぐに空気を抜く処置が施される。しかし、処置を終えて運ぼうとするが、出血が止まらない。緋山は、沙希がヘリに乗るのを嫌がっていると聞いて現場を離れた。白石の患者は、ついに心停止。冴島は居合わせた患者の両親から、心臓に先天性の疾患があると聞いて白石に伝える。拡張型心筋症で、心臓マッサージを続けても回復の見込みがないことを知った白石は両親にその事実を告げ、その手を止めた。

一方、藍沢たちは西条の執刀で木沢の処置をするが、一刻も早く病院に運ばなければいけない。恵理も最下部で圧迫を受け続けているため、これ以上このままではもたない。最上部の松井とスキー板を切り離して2人を運ぶしか方法がない。だが、板を切れば松井は大出血を起こし、失血死の恐れがある。藍沢はその旨を松井に説明して、木沢たちを搬送しようと橘に告げた。その松井は、こんな最中で恋人と思っていた恵理が、実は木沢と付き合っていたことを知る。さらに、藍沢から処置の方法を説明され混乱するのだが、恵理のためだと受け入れた。すぐさま、板が切断され木沢と恵理は搬送される。案の定、松井は大量出血し、すぐに心停止。藍沢は開胸後、大動脈を遮断して心臓マッサージを行うのだが、松井の意識が戻ることはなかった。

藍沢と白石…。お互いに現場で患者の命を救えなかった2人は、電車で病院へ帰る。人の目も省みず、涙を隠しきれない白石を、藍沢がそっとかばった。

病院に運ばれた沙希に、卵巣腫瘍が発見された。緋山は、手術を促すのだが沙希は頑なに拒否。そんな沙希に、隣のベッドにいた田沢悟史(平山浩行)は、手術が受けられるだけ良いと話す。あれだけの事故現場から戻ってきたのだから元気になって欲しいと沙希に告げる緋山は、自身の手術を受けることを決意する。そして、沙希も手術に同意した。

緋山は、悟史に沙希の手術が無事に終わったと感謝する。だが、悟史は悲観的な言葉を返すだけ…。一方、藍沢は真実を教えて欲しいと、もう一度、絹江に問いかけていた。と、そこに男(リリー・フランキー)が顔を出す。男を見た絹江は、誠次と呼びかけ…。

藍沢耕作(山下智久)が、祖母の絹江(島かおり)の病室にいると、ひとりの男(リリー・フランキー)がひょっこりと顔を出した。絹江は、思わず誠次と口に出す。だが、男は藍沢の姿を見ると、すぐに踵を返した。藍沢は絹江に、父親の誠次ではないかと問いただす…。しかし、絹江は咳き込んでしまい、藍沢は答えを得られなかった。

一週間後、緋山美帆子(戸田恵梨香)は心臓カテーテル手術を受け、順調に回復。反対に白石恵(新垣結衣)は、最近、仕事だけでなくプライベートも忙しそうで少しやつれた様子。冴島はるか(比嘉愛未)も元気がない。入院中の恋人、田沢悟史(平山浩行)が徐々に来るべき時への不安を抱え始めたのだ。唯一、変わらないのが藤川一男(浅利陽介)。同僚たちの焦りやいら立ちを理解出来ない。

そんな時、ドクターヘリ要請が入り、落ちて来た店の看板で頭を打った若い女性、木島由紀菜(木南晴夏)が運ばれて来る。橘啓輔(椎名桔平)たちは、過去の病歴はないと女性から聞くのだが、妊娠していた。藍沢はこの女性の担当となるが、由紀菜には母親になる自覚がない。藍沢は由紀菜の母親にも連絡するが、娘への関心は皆無だった。

同じころ、緋山は昨日も病院にやってきた男性を外来で診察。昨日は、白石が担当して男性を軽い食中毒と診断して帰宅させていた。だが、緋山は男性の腹の隆起を見て驚く。腹部大動脈瘤が確認されたのだ。緋山の機転で男性には緊急手術が行われ、無事成功。白石は、自分のミスを知って落ち込んでしまう。

橘は、由紀菜が妊娠24週と知って、過去の辛い出来事を思い出す。橘は、三井環奈(りょう)とともに、かつて西条章(杉本哲太)の指導を受けていた。その時、橘は妊娠24週で臓器が未発達で産まれてしまい、あきらめるしかない子供への挿管を西条から命令されていた。平然と練習だと言ってのける西条に、納得できないまま従った橘。子供の命が消えた時、橘は謝り続けて泣き崩れることしか出来なかった。

そんな中、由紀菜が破水して失神。妊娠24週目の胎児が産まれようとしている。橘も駆けつけるが、戸惑っている。事情を知っている三井は、由紀菜の子供は健康だと知らせ、無事に出産を成功させた。

夜、落ち込んでいる白石を緋山が、彼女なりに励ます。なんでも自分だけで抱え込むなと、緋山は白石に告げた。その頃、新生児集中治療室で藍沢が赤ん坊を診ていると、由紀菜が来た。その由紀菜に藍沢は、子供は1人でも生きていけるから、面倒を見なくても良いと冷たく言い放った。さらに、藍沢は自分には物心ついたころから両親がいなかったと話す。それでも親が欲しいと一度も思ったことがないと言う藍沢。藍沢の悲しい生い立ちに触れてしまった由紀菜は、赤ん坊を触らせて欲しいと頼んで…。

一方、絹江の病室には誠次が来ていた。絹江は、藍沢が両親に捨てられたと思い込んで育ったことを誠次に話す。また、誠次は藍沢には自分が死んだことにして欲しいと自ら絹江に頼んでいた。絹江は、今更藍沢と会えると思っているのかと厳しく言い放つ。

次の日、白石と緋山がナースステーションにいると、病棟の窓から子供が落ちたと連絡が入る。すぐさま駆けつけた2人は、子供の緊急手術を行う。橘は、ドクターヘリ要請で出かけて不在だった。難しい手術を絶妙なコンビネーションでやり遂げる緋山と白石。帰ってきた橘も、2人の判断と手際を褒める。

由紀菜は、子供への愛情を急速に膨らませていた。そして、藍沢に自分でも育てられるかと真剣に尋ねる。藍沢は、父親との最後の記憶を話し、ただ子供と一緒にいてやれば良いと答えた。その夜、藍沢はもう一度、絹江に母の死について聞く。絹江は事故だったと言い張るのだが…。

突然、現れた父親。そして、母親の死の真相とは…藍沢耕作(山下智久)は、絹江(島かおり)が相変わらずはっきりと教えてくれないことに苦悩していた。一方、冴島はるか(比嘉愛未)の恋人、田沢悟史(平山浩行)には“その時”が間近に迫る。すでに悟史は個室に移され、彼の両親やたくさんの友人たちも呼ばれた。藍沢、白石恵(新垣結衣)や緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)たちも、その夜はフェローたち全員が病院に残ることになる。

そんな時、体中に痣のある女の子、上野未来(杉山優奈)が救急車で搬送されて来た。未来は児童養護施設から抜け出し、事故に遭った可能性もある。藍沢は頑なにぬいぐるみを手放さない未来を諭した。そして、未来が友人にバスから投げ捨てられたぬいぐるみを取り戻すために、怪我を負ったことを聞き出す。

翌日、悟史の意識レベルが著しく低下。父親は、楽にさせてやろうとの決断をする。悟史は、最期の力をふりしぼって、冴島を傍らに呼んだ。だが、その時、ドクターヘリ要請が入る。冴島は、ヘリコプターに乗り込んでしまった。

遠のいていく意識の下で、冴島の名を呼ぶ悟史。だが、冴島は悟史の死を看取ることは出来なかった。冴島が、悟史の死を知ったのは帰還中のヘリの中。藍沢からの無線連絡だった。病院に戻った冴島は、息絶えた悟史の手をそっと握る。

白石は、悟史の両親に病理解剖を依頼。辛い依頼をためらう白石に、藍沢は自分だったら解剖を希望すると告げる。悟史の両親は解剖を承諾。解剖所見を両親に報告する白石は、悟史が最期まで立派な医師だったと伝えた。

夕方のヘリポート。藤川は、梶寿志(寺島進)に冴島にどう声をかけたら良いかと相談。梶が、傍にいてやるだけで良いとアドバイスしているところに冴島が来た。藤川が口を開こうとすると、冴島は自分を必要としてくれる人は誰もいなくなったとはき捨てる。その言葉に、何も言うことがみつからない藤川…。

悟史のお別れ会の日。藍沢は白石の仕事を引き受け、緋山とともに行かせる。お別れ会で、冴島は悟史の両親に請われて別れの挨拶をした。病院に戻る途中、ヘリポートを通りかかると緋山が冴島をヘリのドクター席に座らせる。そして、緋山は自分たちには冴島が必要だと話す。白石も、冴島が自分たちの光だと付け加えた。それは、冴島が悟史の存在を形容した言葉と同じだった。

悟史の死を乗り越えようとして、冴島だけでなく、フェローたちも動き出す。そんな中、藍沢はとあるアパートの一室を訪ねた。部屋の表札は、藍沢誠次(リリー・フランキー)と掲げられていて…。

藍沢耕作(山下智久)は、父、誠次(リリー・フランキー)に自ら会いに行く。藍沢が知りたいのは、亡き母の死の真相だった。藍沢は、母親が自殺をしたのではないかと疑っていたのだが、誠次はそれを否定。絹江(島かおり)同様に事故だったと答えた。

一方、緋山美帆子(戸田恵梨香)は、臨床的脳死診断で脳死の判定を受けた子供の母親、野上直美(吉田羊)への説明とDNR(延命拒否)の承諾を得ることを橘啓輔(椎名桔平)に任される。緋山の説明に最初は子供の死を受け入れらず、激しく抵抗した直美。だが、緋山の真摯な態度に触れ、ようやくこれを受け入れた。緋山の最期に何をしたいかという問いに、直美は自分の手で子供を抱きたいと答える。緋山が、子供の挿管を外すと直美が胸に抱く。そのまま、子供は静に息を引き取った。

白石恵(新垣結衣)と藍沢は、末期ガンの患者、内藤妙子(キムラ緑子)を診る。たった一人の家族で息子の芳雄(太賀)にも自分の病気を伝えていないと言う妙子に、藍沢は知らせないわけにはいかないと迫った。やって来た芳雄に、藍沢は妙子の状態を説明。芳雄は病状には気づいていたが、今までずっとウソをつき続けてきた妙子が隠していたいのなら、その方が良いと言う。病室に来た芳雄は、妙子に自分が医者になるまで生きていて欲しいと訴える。うなずく妙子だが、すでにその日まで体がもたないことは母子で悟っていた。

白石の父親、博文(中原丈雄)が田所良昭(児玉清)に娘への面会を求めてきた。フェロー卒業後の進路を勝手に決めてきた博文を軽蔑する白石。しかし、なぜ博文は、こうまで強引なのだろうか? 内藤母子との出来事から、隠し事には訳があると気づかされたと言う藍沢を否定出来ない白石。

後日、白石は自ら博文を訪ねる。博文は頑なに白石の進路を決定付けようとするのだが、ついに本音を打ち明けた。博文の体はガンに侵されていたのだ。最期まで医者でいたいと言う博文に、白石は…。

子供の延命をあきらめた直美は、兄の明彦(松田賢二)に最期の様子を伝える。すると、兄は緋山が勝手に呼吸器を外したと聞いて憤る。直美は、DNRにサインをしていなかったのだ。弁護士に電話した明彦は、医療過誤だと騒ぎ出す。

藍沢は誠次から一通の手紙を受け取る。それは、母親が誠次に宛てたものだった。手紙を読んで呆然とする藍沢。母親の死の原因は、藍沢に?

藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)は久しぶりに集まって酒を飲む。しかし、白石は父親のガンを知っての絡み酒。母の手紙を読んで動揺する藍沢にも絡んで、緋山と藤川もあきれるほど大盛り上がり。藤川は、冴島はるか(比嘉愛未)も誘ったのだが現れなかった。

翌日、登山中の夫婦が落石に遭ったとドクターヘリ要請が入る。緋山が出動しようとすると、1人の男に呼び止められた。男は野上明彦(松田賢二)。脳死判定を受けた息子を亡くした直美(吉田羊)の兄だ。激昂して人殺しと怒鳴る明彦を見た橘啓輔(椎名桔平)は、藍沢と白石に現場に飛ぶように命令。緋山は残して、明彦の話を聞くことにする。明彦は、甥の死を緋山の責任として、病院に謝罪を求めた。一方、橘は緋山が直美から同意書を得ていないことを知って落胆する。そして、緋山は当面の治療行為を禁止されてしまった。

藍沢と白石は、冴島とともに患者が収容された山小屋に到着。藍沢と白石は、患者の大量血胸を確認し、開胸して止血をしようとするのだが、冴島がサテンスキーを忘れていた。冴島は、準備中に亡き恋人、田沢悟史(平山浩行)が生前中に残した携帯への留守電を聞いていて入れ忘れたのだ。藍沢と白石は森本忠士(勝村政信)に連絡。肺をひねって血流を止めるという難しい処置を指示され、それを施して男性を搬送して助けた。

病院に戻った白石は、緋山の事情を知って慰める。一方、冴島は自責の念にかられていた。冴島がエレベーターに乗っていると緋山が来る。裁判になっても証言しないで良いという緋山に、冴島は声をかけられない。藍沢が乗って来ると、冴島はミスを誤る。すると、藍沢は患者が助かったので冴島のミスは関係なくなったと言う。さらに、藍沢は自分たちの仕事は結果が全てで、その過程には注視されないので医師を選んだと続ける。だが、語尾には、そのはずだった…と。そして、誰にともなく、時々、むなしくなると言い残してエレベーターを降りた。

藤川は、悟史の亡くなったばかりなのでミスもすると話す。すると冴島は、悟史はいつも目標を持っていたと言う。冴島の中には、まだまだ悟史が存在していた。帰り道、冴島は悟史の留守電を聞いて涙を流す。

一方、白石は父に電話をするのだが、口から出るのは病気のことだけ。そんな白石に、藍沢はガン治療のレポートを渡す。酔って絡まれた時の白石の言葉を覚えていたのだ。白石も、死んだと思った父が生きていたという藍沢の話を覚えていた。

翌日、藍沢は父の誠次(リリー・フランキー)と会い、母の死への経緯を聞く。そんな誠次に、藍沢は再会しない方が良かったと言う。橘は脳死判定による医療過誤を巡って、裁判所が証拠保全に来ると緋山に告げて…。

藍沢耕作(山下智久)は、白石恵(新垣結衣)に父の誠次(リリー・フランキー)と会い、母の死の真相を聞いたことを話す。その白石は、父、博文(中原丈雄)を見舞うため休暇をとり、実家へ帰ろうとしていた。一方、緋山美帆子(戸田恵梨香)の医療過誤を訴える野上明彦(松田賢二)、直美(吉田羊)兄妹は、弁護士を立て、正式に病院への説明申し入れを行ってくる。藤川一男(浅利陽介)と冴島はるか(比嘉愛未)は、一月も前に亡くなった娘の姿を求めて、毎日、病院を訪ね来る母親、時田早苗(水木薫)への対応に苦労していた。

そんな時、消防からドクターヘリ要請が入る。アナフィラキシーショック(アレルギー反応による重篤な症状)と思われる高校生の救命搬送の依頼だ。ところが、同じ症状の高校生が次々に発生。多くの患者が病院に運ばれてくる。

緋山は、橘啓輔(椎名桔平)、田所良昭(児玉清)らと、明彦、直美、彼らの弁護士、羽田(島津健太郎)への説明に入った。羽田の鋭い追及に、緋山は自分の行為を受け入れて謝るばかり。そんな緋山に、橘が本当の気持ちはどうなのかと促す。田所も緋山に、謝罪しなければならないようなことをしたのかと諭す。すると、緋山は直美の息子に何の治療も出来なかった無力さを話しだす。そして、直美の最後の願いをかなえるため、息子の呼吸器を外して抱かせてやったと話した。また、DNRオーダーを取らなかったのは、家族を死なせる書類にサインなどさせることができず、家族の悲しみに寄り添いたかったと思いのたけを吐き出した。田所は、緋山が受けた心の傷を心配する。

アナフィラキシーショックの集団発生は、サッカーの試合後に出された弁当が原因だと判明。事態は沈静化に向う。その夜、白石は父の博文に電話。今まで反抗してきたことや、病気に気づかなかったことを謝罪する。すると、博文は自分や家族を後回しにするのは、白石が医者だからだと答える。そんな父の優しさに涙する白石は、帰れなくなったと告げた。白石は博文に一日でも長く生きて欲しいと約束して電話を切る。

藤川は梶寿志(寺島進)から、彼が妻と結婚した経緯を聞く。そして、藤川は冴島に亡くなった人のことを引きずるのは当たり前だと言い、自分に出来ることがあればフォローすると話した。

次の日、また早苗が亡き娘の姿を求めて病院に現れた。すると、冴島は何度でも病院に来て下さいと早苗に告げる。藍沢の祖母、絹江(島かおり)が退院することになった。ロビーに見送りに来た藍沢は、誠次から全てを聞いたと絹江に話す。そして、藍沢は不幸な事実を全て飲み込んで自分を育ててくれたことを感謝した。絹江を見送った藍沢は、緋山と話す。緋山は、患者を相手にするのが怖くなったと泣き崩れた。田所の不安が当たったのだ。その田所は、部長室で倒れていて…。

藍沢耕作(山下智久)たちは、部長室で倒れた田所良昭(児玉清)の身を案じる。もうひとつの関心事はそれぞれの卒業後の進路。藤川一男(浅利陽介)が尋ねると、藍沢と白石恵(新垣結衣)は、まだ決めていないと答える。緋山美帆子(戸田恵梨香)は、裁判には至らず、現場に復帰したものの患者との対応に心を痛め、深く傷ついてしまっていた。藍沢は、外来患者、青山美樹(宮本裕子)の足にコンパートメント症候群を発見。すぐさま、手術に入る。

一方、緋山は橘啓輔(椎名桔平)、冴島はるか(比嘉愛未)とドクターヘリに搭乗。練習中に怪我を負ったスキー選手、田上信夫(榎亮太朗)の治療、搬送に向う。だが、緋山は現場での治療中に自分の手を傷つけてしまった。

藍沢の機転で美樹は足の切断は免れ、病室に戻る。美樹は、離れて暮らしていた息子と近々一緒に暮らすことになったと嬉しそうに冴島に放す。藍沢は傍で聞いていた。少し後、冴島が美樹の会話に不自然さを感じて藍沢に報告。すぐさまCTを撮ると、美樹の脳に大きな腫瘍が発見された。藍沢は美樹に後遺症を伴うリスクの大きな手術になると説明する。

スキー選手の田上は、MRIで脊柱管狭窄症による中心性頸損が確認された。転倒による怪我が全て治っても、選手はおろかスキーを滑ることも出来なくなる。白石は田上にどう告げるかと緋山に相談。だが、緋山は患者への説明を避けた。白石が田上に病状を伝えていると、彼の妻、和美(関根洋子)と娘の楓(毛利恋子)がやって来る。和美は、田上の表情に暗いものを感じた。

三井環奈(りょう)から、田所が心配していると聞いた緋山は病室を訪ねる。田所は、フェロー卒業は無理だと言う緋山に、かつて自分も遠回りをしたと語る。その田所の手術は、西条章(杉本哲太)の腕を持ってしても、困難なものになりそうだった。

次の日、白石が田上の病室に行くと、その姿がない。復帰を焦り、勝手にリハビリしようとしたのだ。藍沢は、西条の執刀による美樹の手術を手伝う。手術は成功するのだが、当初の懸念どおりに美樹はリハビリが必要な後遺症を負っていた。

次の日、美樹の病室に母親の清美(高柳葉子)と息子の一樹(澁谷武尊)が来た。美樹は、自分の後遺症は告げず、一樹に一緒に住めなくなったと話す。そんな美樹に、子供と一緒にいられる時間が短いと分かっていながら、あえて一緒に住まない方を選んだ良い母親だと藍沢が告げる。

外科病棟への移動が決まった田上は、娘に見せたいのでなんとかもう一度滑ることが出来ないかと白石に迫る。すると、白石は父の博文(中原丈雄)のことを話し、娘にとって父親はヒーローであるよりも、ただ元気でいて欲しい存在だと答えた。

田所は、自分の病気に不安を感じ始める。妻の麗子(長内美那子)は、そんな田所にそっと寄り添い励ましていた。そして、西条の手術方針が田所に告げられる。それは、かつて西条自身も行ったことのない術式だった。

藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)のフェロー終了認定の日が近づいていた。そんなある日、田所良昭(児玉清)のオペも始まろうとしている。フェローたちはもちろん、冴島はるか(比嘉愛未)やシニアドクターたちも心配する中、白石の父、博文(中原丈雄)らも田所を見舞う。田所の手術を知った、黒田脩二(柳葉敏郎)も病院を訪ねて来た。田所の手術は、脳外科の西条章(杉本哲太)だけでなく、心臓外科の協力も必要となる困難なもの。そんな大手術が開始されようとした時、ドクターヘリ要請が入る。どうやら、飛行機が墜落したようだ。

現場の詳細がわからぬうちに飛び出したヘリには、三井環奈(りょう)、藤川、冴島が搭乗。梶寿志(寺島進)が飛行機の上げる黒煙を頼りにヘリを着陸させた現場は、未曾有の惨状を呈していた。一方、病院では橘啓輔(椎名桔平)がタッチアンドゴーで藍沢たち残っている医師やフライトナースたちを現場に送ることにする。その時、墜落した飛行機の便名を聞いた白石の顔色が曇る。なんと、その飛行機には博文が乗っていたのだ。それを知った橘は、現場に出すのは無理だと判断するのだが、白石は自ら志願する。

墜落現場では、まだ飛行機に医師たちが飛行機に近づくことは出来ないが、隣接する体育館に次々と被害患者が運び込まれていた。藍沢、白石は、先行した緋山たちに合流し、患者のトリアージを始める。そんな中、藤川はかつての列車事故の際、ともに患者を助けた救急隊員、細井(永岡佑)と再会。細井は藤川同様、列車事故当時よりたくましくなり、キビキビと働いていた。緋山は、重度の熱傷を負った男性患者を診る。寄り添う患者の妻に、治療を迫られるのだが自ら治療を決断できない。その姿を見ていた橘が行き、患者を応急処置。そして、橘は過去を引きずらずに、今出来ることをしろと緋山に迫る。その後、熱傷患者を看取った緋山は、新たに男の子の治療を頼まれるのだが…。

白石は博文の行方に心を乱し、冷静な判断を欠いていた。そんな白石を藍沢がフォロー。藍沢は博文の特徴を書いた紙を警察官か消防に渡して患者に専念するよう促す。別の場所で被害者を診ていた藤川の傍らに新たな患者が運ばれてくる。なんと、それは再会したばかりの細川。その首には金属が突き刺さっていた。

ようやく飛行機への接近が許され、藍沢たちが急ぐ。その途中、救急や消防隊員に指示を出す男の姿が…。博文だ。自ら怪我を負いながらも現場で患者のトリアージを行っていたのだ。なぜ、体育館に行かなかったのかと責める白石に、博文は医者だからだと平然と答えた。2人を見ながらも飛行機に向う藍沢を、血だらけの男が呼び止めた。男は、飛行機の中に息子を置いてきてしまったと、パニック状態になっていた。

病院では、田所の手術が危険な状態に陥っていた。心臓外科の力を借り、限られた時間、田所の心蔵を停止、低体温状態で脳手術に挑む西条。だが、その時間内に西条の処置が終わりそうにない。手術を見ていた黒田も極度に緊張して…。

3rd

医師として10年以上のキャリアを持った彼らは仕事もプライベートも自分の人生と向き合い始める年代に達しそれぞれの道を歩みだしていた。藍沢耕作(山下智久)は翔陽大学附属北部病院の救命救急センターを離れ、脳外科医として研鑽をつみさらなる高みをめざし日々オペを行っている。白石恵(新垣結衣)は人手不足の翔北救命救急センターで今やフライトドクターのスタッフリーダーとして奮闘していた。かつてはともにフライトドクターを目指していた緋山美帆子(戸田恵梨香) は、翔北病院を離れ周産期医療センターで産婦人科医としての道を歩んでいた。冴島はるか(比嘉愛未)は、今もフライトナースとしての道を究め続けエースとして活躍中。また藤川一男(浅利陽介)も白石と共に翔北救命救急センターを支える整形外科専門の救命医となっていた。彼らの成長を語る上で橘啓輔(椎名桔平)の名を挙げないわけにはいかない。そんな橘は救命医として活躍を続けているが現在、息子についてある厳しい局面に立たされていた。橘が葛藤する理由とは。

そんな救命センターに新たにフライトドクターを目指すフェロー・名取颯馬(有岡大貴)灰谷俊平(成田 凌)横峯あかり(新木優子)、フライトナースを目指す雪村双葉(馬場ふみか)がやってくる。フェローたちは使い物にならないと救命センターの誰もが嘆く中、白石は人材不足の中、彼らを戦力にするしかないと必死に育てようと努力する。

脳外科医として信頼を既に得ている藍沢には強力なライバル、新海広紀(安藤政信)が現れる。脳外科では世界屈指の水準を誇るトロント大へ臨床医師として選ばれるかどうかの席を争っていた。

それぞれの道を歩むかつてのフェローたち、新たなフェローたち、そして彼らの仲間たちによって『コード・ブルー』第三シーズンがついに始まる。

藍沢耕作(山下智久)が救命救急センターに戻って一週間が経過した。しかし、白石恵(新垣結衣)と藍沢のフェローへの指導方針などを巡るぶつかり合いは、緋山美帆子(戸田恵梨香)藤川一男(浅利陽介)も辟易するほど。横峯あかり(新木優子)への藍沢の指導の厳しさは、センターを円滑に回したい白石にとって許しがたいものだった。白石は藍沢の復帰を願ったことを早くも後悔し始める。

そんな折、開放骨折の患者、宮本望海(古畑星夏)が救急搬送される。17歳の望海は妊娠していることがわかり、駆けつけた父の勉(平山祐介)はHCU(高度治療室)でほかの患者が寝ていることも顧みず大声で娘をしかり始める。出産を望む望海に勉は大反対しているのだ。

妊娠で悩んでいるのは、この親娘だけではなかった。藤川は冴島はるか(比嘉愛未)の懐妊を知ったものの本人から話してくれないため聞くこともできずに思い悩んでいた。藤川は、そのことをうっかり白石や緋山に話してしまう。そこには藍沢もいた。

藍沢は人体模型を使って胸腔ドレーンの練習をする横峯を見つけ、ICU(集中治療室)に連れていく。意識がない患者を最高の練習台と語り練習を促す藍沢の考え方についていけず横峯はついに泣き出してしまう。傍では灰谷俊平(成田凌)が震える腕を必死で押さえているなど白石は救命センターの現状に頭を抱えてしまう。

ギスギスした師弟関係のまま、ドクターヘリ要請を受けた藍沢と横峯は現場へ飛ぶ。マリーナでクレーンによって吊られた船が落下して、親子3人が怪我をしたらしい。機内で緊張する横峯に、藍沢は3人全員の処置を任せると言い放った。

”命とその人が命よりも大事だと思っているもの。どちらかを選ばなければならないときどうすべきなのか?“。藍沢耕作(山下智久)はあらためてこの問題に向き合っていた。

藍沢が脳外科医で出会った患者の天野奏(田鍋梨々花)は将来を期待される14歳の天才ピアニスト。しかし彼女の脳は腫瘍におかされていた。指先の動きなどを司る様々な中枢が入り込んでいる部分に腫瘍を抱えている。今手術をすれば奏の命は守られるが、ピアノを弾けなくなるというリスクが伴う。両親は早期の手術を望むが、拒否し続ける奏に現在の担当医、新海広紀(安藤政信)は頭を悩ませていた。

一方、救命には渓流で足を滑らせて転落した男性、緒方博嗣(丸山智己)が運び込まれる。こだわりの料理人として注目を集めている緒方だが、頸椎に脱臼骨折というダメージを受けていた。この状況下にあって自分が仕留めたイワナのことを心配する緒方に緋山美帆子(戸田恵梨香)は興味を持つ。

そんな中、森林公園で倒れていた男性救出のためドクターヘリ要請が入り白石恵(新垣結衣)らが救出に向かった。藍沢たちが病院で待機していると、白石からドクターヘリの機内に原因不明の汚染が発生したとの報告が入る。藍沢たちは初療室周辺とヘリポート、緊急外来を立ち入り禁止にするなど異例な事態に備える。藤川一男(浅利陽介)は身重の冴島はるか(比嘉愛未)も汚染されたヘリに同乗していることを思い出し、即座に走り出すのだった。

藍沢耕作(山下智久)に、天野奏(田鍋梨々花)がけいれん発作で入院したという報告が新海広紀(安藤政信)から入る。新海は、奏が藍沢と話したがっていると伝えた。奏はこのような状況でもまだ手術は受けないという。望みは藍沢の説得なのだ。しかし、奏に藍沢もなんと声を掛けてよいか分からない。

そんな中、河川敷でバーベキュー中にケガをした家族救出のドクターヘリ要請が入った。同時に橘啓輔(椎名桔平)には、三井環奈(りょう)から長男、優輔(歸山竜成)の容体が急変したという連絡が。橘はドクターヘリを藍沢に任せ、息子の元へ駆けつける。すると優輔の口元には吐血した痕跡。三井によると、優輔は急に腹痛を訴えたらしい。橘は循環器内科医師、井上宣顕(滝藤賢一)とともに、急遽、初療室で優輔の処置に当たる。

一方、藍沢、名取颯馬(有岡大貴)雪村双葉(馬場ふみか)は河川敷に降り立つ。事故現場を目指し花火大会に向け集まっている大勢の野次馬たちを駆け抜け、たどり着いた患者の姿を発見し驚く。8歳の少年の首にはバーベキュー用の串が刺さっていた。現場での処置は難しいとの名取の判断で、少年はすぐさま翔北の初療室に運ばれる。そこでは、橘が優輔の治療を続けていた。

藍沢の監督のもと、名取、横峯あかり(新木優子)は少年の治療にあたる。白石恵(新垣結衣)たちも加わるが、少年の治療にはあらゆる困難が立ちはだかっていた。

藍沢耕作(山下智久)は天野奏(田鍋梨々花)の緊急オペと別の患者の急変への対応に夜通し追われ珍しく医局でぐったりしてしまう。そこに藤川一男(浅利陽介)がトマトの箱を腕一杯に抱えて出勤して来た。妊娠中の冴島はるか(比嘉愛未)が今唯一食べられるのがトマト。藤川は、冴島が他の食べ物は受け付けないのでトマトがないと機嫌が悪い…と愚痴を言ってはいるが幸せそう。緋山美帆子(戸田恵梨香)は友達の話しとして、気になる男性に妻がいた場合について白石恵(新垣結衣)に相談。しかし、白石に不倫はいけないと大声で返されてしまい、緋山は相談する相手を間違えたと後悔する。

そんな時、翔北救命センターに下水道工事中の作業員が増水のため流され、救助に当たっていたレスキュー隊員1人も負傷しているとドクターヘリの要請が入った。白石、名取颯馬(有岡大貴)雪村双葉(馬場ふみか)がヘリに乗り込む。現場に着くと、名取はレスキュー隊員で意識のあるベテランの倉田正敏(大谷亮介)らの処置にあたり、白石と雪村は溺水で意識不明の作業員、吉崎孝司(長谷川慎也)をヘリで救命センターに搬送した。

初療室で吉崎の治療をしていると、雪村が冴島の様子がおかしいことに気づく。と、次の瞬間、冴島は倒れ込んでしまった。

一方、別の病院に受け入れてもらった倉田の容態が急変し翔北救命センターに戻された。倉田の状態を判断した名取は動揺するのだが…。

藍沢耕作(山下智久)新海広紀(安藤政信)により、天野奏(田鍋梨々花)の手術は無事に終わった。しかし、白石恵(新垣結衣)が新海に手術のことを聞くと、どうも歯切れが悪い。奏の両親は手術結果に納得しているらしいのだが…。一方、17歳の男子高校生が脳死判定を受けることに。それは橘啓輔(椎名桔平)の息子、優輔(歸山竜成)のもとに移植可能な心臓が来るかも知れない可能性を示唆していた。循環器内科医の井上宣顕(滝藤賢一)の指摘に、橘は期待を抱いてはいけないと自分を制する。

その頃、冷凍倉庫内で荷崩れ事故が発生。翔北救命センターにドクターヘリ出動要請が入り、藍沢と藤川一男(浅利陽介)雪村双葉(馬場ふみか)が向かう。商品保護のため冷凍室の電源を切れないという寒さの中、藤川らは治療を開始。患者を救命センターに搬送する藤川は、灰谷俊平(成田凌)横峯あかり(新木優子)と交代した。

灰谷たちは藍沢の指示の元、冷凍室内の負傷者のもとへ。すると治療を初めて間もなく電源が落ちてしまった。暗闇の冷凍室内に、灰谷と横峯は負傷した作業員と閉じ込められる。落雷が原因の停電で復旧には2時間ほどかかる。しかも、未だ落雷の可能性があるためドクターヘリも飛べない…。そんな中、冷凍室の外で藍沢が診ていた作業員の容体が急変。さらに冷凍室内の灰谷と横峯は、多量の出血をしているもう1人の作業員を発見。フェロー二人だけでこの事態に対処しなければならなくなる…。

西条章(杉本哲太)の部長室を訪ねた藍沢耕作(山下智久)はトロント大へのレジデント候補の件を辞退すると伝えた。天野奏(田鍋梨々花)の術後経過が原因かと尋ねる西条に、藍沢は特に理由はないと部長室を出て行く。入れ替わりに来た新海広紀(安藤政信)は西条から藍沢の辞退を聞いて驚いた。

救命フロアに向かう途中、藍沢は白石恵(新垣結衣)と会う。白石は奏の手術と救命の手術が重なったこと、藍沢が手術記録を書いていないことを心配していた。だが、藍沢は白石には関係ないと言ってその場を去る。

緋山美帆子(戸田恵梨香)は緒方博嗣(丸山智己)のリハビリ中。間もなくリハビリテーション科に移る緒方のためだが、患者とは思えない手厳しさ。2人を夫婦みたいだと眺める名取颯馬(有岡大貴)は緒方のどこが良いのか?  と、緋山をからかう。

CS室では藤川一男(浅利陽介)横峯あかり(新木優子)たちに医者を目指した理由を聞いていた。灰谷俊平(成田凌)は幼い時にドクターヘリに助けてもらった経験からと答える。

そんな時、ドクターヘリ要請が入った。踏切事故で3人が負傷。すぐさまドクターヘリは現場へと飛び立つのだが、不測の事態が発生してしまって…。

藍沢耕作(山下智久)は天野奏(田鍋梨々花)のリハビリの様子を離れて見ていたがおはじきを裏返すことさえなかなかできない奏に声もかけられない。

その日、灰谷俊平(成田凌)が駅のホームから転落し負傷して以来はじめて救命の職場に復帰した。灰谷の事故は睡眠薬の効き過ぎでホームから落ちたという説明になっていたが、白石恵(新垣結衣)らは灰谷が自殺しようとしていたのではないかと疑っていた。そんな空気を灰谷に悟られまいと普段通りでいようとするのだが、白石や藤川一男(浅利陽介)もぎこちなくなってしまう。

そんな時、成田空港到着ロビーで男性が倒れたとドクターヘリ要請が入る。緋山美帆子(戸田恵梨香)名取颯馬(有岡大貴)雪村双葉(馬場ふみか)が現場に向かうと、男性はショック状態でエコノミー症候群が疑われるとのこと。名取がラインを取ろうと患者の腕に針を刺すとその刺激で患者が覚醒、突然暴れて腕を振り払った。そのせいで、名取は一度患者の体に入った針を緋山の指に刺してしまう。初療室に運び込むとその患者、堀内豪(天田暦)は吐血。エコノミー症候群ではなく何か別の要因があると考え橘啓輔(椎名桔平)は急遽スタッフたちにゴーグル、ガウン、マスクなどを着用するよう指示を出す。感染症研究センターにも連絡し堀内の検体を採取して送ることに。緋山は処置を続けるが顔色を失っていく。名取も気にしないではいられない。

密かに緋山は藍沢に、名取のことには触れずに患者のラインを取る際あやまって針が指に刺さったと告げ、自身の血液サンプルも感染症研究センターに送って欲しいと依頼する。そこへ堀内がICUで亡くなったと冴島はるか(比嘉愛未)が告げに来た。堀内はジャーナリストで西アフリカ各国を回っており、自然保護団体の取材のため動物との接触もあったという…。

1時間あると何が起きるか。ときに人生すら変わる…。
急患3人が初療室に運び込まれた。一人は両角孝平(成田瑛基)、33歳の車椅子ラグビー選手。ハーフタイムのウォーミングアップ中、車椅子ごと階段から落ちたらしい。さらに熱傷の患者、高所転落の患者の3人が運び込まれるが、藍沢耕作(山下智久)始め救命の皆が力を合わせ迅速な対応を行った結果、3人とも命を落とすことなくICUへ移動させられた。橘啓輔(椎名桔平)は数ヶ月前を思い返しながら白石恵(新垣結衣)が引っ張る救命がいいチームになってきたと語る。
医局では名取颯馬(有岡大貴)の父、将馬(山田明郷)が待っていた。父の目的とは?

三井環奈(りょう)は息子、優輔(歸山竜成)が最近「疲れた」という言葉を口にするようになったと夫、橘に報告。3年間、優輔の心臓移植を待ち続けてきたがもう限界と悟った橘は海外での移植を提案、三井も同様の考えだった。そんな時に移植ネットワークから連絡が入る。

そして翔北救命救急センターに消防からドクターヘリ要請が入る。千葉新都市地下鉄開通前の線路内にて崩落事故が発生、負傷者多数、子どもも含まれているという。
皆がそれぞれに今後の人生を左右するような決断を迫られる1時間を描く。

地下鉄開通前の線路内で崩落事故が発生したとドクターヘリ要請が入った。藍沢耕作(山下智久)白石恵(新垣結衣)緋山美帆子(戸田恵梨香)冴島はるか(比嘉愛未)藤川一男(浅利陽介)名取颯馬(有岡大貴)横峯あかり(新木優子)雪村双葉(馬場ふみか)たち救命チームが総動員体制で現場に向かう。心の傷が癒えていない灰谷俊平(成田凌)は患者の受け入れのために橘啓輔(椎名桔平)と病院に残った。

藍沢たちが事故現場の蒔田中央駅コンコースに到着すると大人数でごった返している。開通記念の見学イベントが開催されていたため、一般参加者が300人もいたらしい。医療者たちの指揮を任された白石は、藍沢と藤川を地下2階の崩落現場へ向かわせる。冴島は思わず「行かないで」と藤川に言ってしまう。しかし、藤川は冴島を残して地下へと降りた。

藍沢、藤川から重症者の報告を聞いた白石は、2人にその場で治療を継続するよう伝える。新海広紀(安藤政信)も現場に来た。その頃、緋山と名取は藍沢たちとは別の地点で頭部外傷の妊婦を見ていたが助かりそうにない。緋山は傍にいる妊婦の夫に、母体は助からないが子供の命は救えるかもしれないと話す。

一方、治療を続けていた藍沢は肩口に地下水が滴り落ちていることに気づいた。次の瞬間、頭上から大量の土壌が崩れ落ちて来る。地下2階で再崩落が発生してしまった。患者だけではなく消防などの救助隊、そして藍沢たち医療者は無事なのだろうか…。

劇場版

山下智久と新垣結衣らの共演で、リアルな医療・災害・事故現場の描写や主人公たちの成長と絆の人間模様を描き、2008年7月の放送以来、連続ドラマ3シリーズ、スペシャル版1作品が放送された人気テレビドラマを映画化。舞台は17年に放送された3rdシーズンで描かれた地下鉄トンネル崩落事故から3カ月後。東京湾を運行していたフェリーが濃霧の影響で海ほたるに衝突し、さらに成田空港でも異変が生じる。未曽有の連続大事故現場から藍沢たちに出動要請が入る。藍沢役の山下、白石役の新垣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介といった10年間シリーズに参加したレギュラー陣のほか、テレビ版から続投の安藤政信、椎名桔平、劇場版から参加する新田真剣佑、かたせ梨乃、山谷花純らが出演。

映画.comより

感想

編集中

まとめ

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